恋とオリオン【名前変換オリジナル】

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これはきっと、普通の女の子なら手に入れられる幸せ？
いや、そんなもので片付けたくはないわ

これは私の恋で、真実の愛なんだから








マヒロ「セナ、キスしていいか？」


「きす？」





お魚………じゃないわ！！！！

あれよ！マウストゥーマウス！！

愛を確かめる行為！！





「わ、私…した事ないわ」


マヒロ「…俺もない、だから大丈夫だ」






だからって…


マヒロ「ほら見て？綺麗な三日月でしょ？」

「ええ、とても綺麗だわ」


マヒロ「きっと、月が綺麗に見えるのは夜があるからなんだろう。」

「月だけじゃ無いわ、星だってきっとそうよ」





夜空があるから、輝いて見えるんだ。







「月と星も、自分たちが見えるのは夜じゃないかしら」


マヒロ「だとしたら、俺たちが愛し合えるのも夜だけなのだろうか」






なんだかその言葉が、重く重く感じるんだ。

そんなの嫌よ、私は本気よ
誰にだって負けないくらい貴方が好き。






｢じゃあ、今だけは…私を見て？｣

マヒロ｢今だけじゃなくても…セナしか見えてねぇよ｣




マヒロくんの手が近づいて、私の頬に触れた。
冷たいのに暖かいのは何故だろうか

貴方の呼吸が近くなる。

それと同じで鼓動が早くなる。






皮肉にも夜空が綺麗で、自分の過ちさえ照らし出しているみたいな月明かりだ。


こんな夜に私は貴方だけ…、



貴方だけが好きなの。






今、私の世界は貴方色に染まっている。






三日月の夜。オリオンが目を覚ますこんな夜

愛した人と、口付けをした。

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