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―――バタン!!!
ソラ「お嬢様!?」
「っ!!」
ソラ「どうしました…」
「…ぅっ」
こんな運命気持ち悪い。
好きでもない人にただただ心ごと侵される愛なんて
そんなの愛と言わない
ただの利己心、エゴ
「ソラ…無理よ、私悪いけどそこまで強くなれない」
ソラ「…っ」
ライア「あらあら〜ww嫌われちゃったー」
ソラ「貴様、お嬢様に何した」
ライア「あれ、国王の権力で怖気付いた奴に何言われなきゃいけないのー?笑」
ソラ「だからって、お嬢様になんでもしていいわけじゃないだろ」
ソラ、かなり怒ってる。
どうすればいいのよ、こんな運命なんて…
父「すまないな、ライアくん」
ライア「いえいえ、僕達まだ会ったばかりだし…まだこれからですよ♡」
そのニヤリとした笑みに嫌気がさす。
この婚約者、ライアは私の事をただのお人形にしか見えてない
こんなの間違ってる。
――――――バタン
ソラ「部屋に入りましたよ、そろそろ泣いてもいいんじゃないですか?…強がるのも辛いでしょう?」
「泣かないわ…」
私は星ヶ崎セナ、星の国の時期女王
気高く、美しく凛としていなければいけない
「ダメよ…もう覚悟を決めたの。」
「決め…たはず…よ」
私はソラの腕の中に顔を埋めた。
目頭が熱くなる。この感覚は久しぶりだった。
今まで辛いことがあっても耐えてきた…なのに
「私が…何をしたの…?なんで…な、んでよっ…」
響くのは私の涙と嗚咽だけで、暗くなった世界がまた一気に闇を持つ。
切なくも、どうにもならない運命
ソラ「お嬢様っ…!」
涙で滲む目に映ったのは、ただ1つ
これ以上ないほど綺麗な星だった。
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メロンパン - お久しぶりです。受験、終わりました。やっと、セピカさんの話読めます!私、この非現実的な話好きですわ。これからもよろしくです! (2021年3月16日 19時) (レス) id: 4669bf361c (このIDを非表示/違反報告)
葵 林檎 - 情景が浮かびやすくて、とても綺麗な感じだから、めっちゃドキドキして読んでいます…! この二人は、どうなるんでしょうか…?! 更新、頑張って下さい!めっちゃ応援してます…! (2021年2月17日 16時) (レス) id: 2561b1222b (このIDを非表示/違反報告)
狼狐(うるふぉっくす)(プロフ) - 自分も許されない恋をしているので、主人公にすごく共感できます…。 (2021年1月29日 19時) (レス) id: df161cba77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セピ | 作成日時:2021年1月25日 21時