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「…マヒロくん」
マヒロ「だからって…俺は父さんをあんな目に遭わせたあんたたちの国を許せない」
まさか、マヒロくんのお父さんが…
「…そうよね」
マヒロ「だから俺たちはここで終わろう。恨みも何もかもお互い無しにして」
そうだ…これで終わろう。
マヒロくんがそう言ってくれているのだから
男「おいおい、薄々気づいていたけど…やっぱりあんたオーナーに連れてこられた星の国のヤツか」
「ご、ごめんなさい…すぐに帰ります。」
ここにある気持ちはなんなのか。
分かりたいけれど少し怖かった。
だってそれはきっと…
「マヒロくん」
「私は運命なんて信じない。だってそれは私自身を苦しめるだけだから…
…でも私は、貴方との出会いを偶然だなんて思いたくないわ」
婚約者がいたとしても、対立関係があったとしても
何も無かったことになんて…
私はしたくない
マヒロ「…あんたとの出会いを俺だって偶然だなんて思っちゃいない。あの時の気持ちは本当だ。」
マヒロ「でもダメなんだ。忘れなきゃ…」
少しだけ、苦しそうな顔をしている。
ああ、私が星ヶ崎セナじゃなかったら…
「そうよね…苦しめてごめんなさい」
それだけ残して、私は星の国へ戻った。
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メロンパン - お久しぶりです。受験、終わりました。やっと、セピカさんの話読めます!私、この非現実的な話好きですわ。これからもよろしくです! (2021年3月16日 19時) (レス) id: 4669bf361c (このIDを非表示/違反報告)
葵 林檎 - 情景が浮かびやすくて、とても綺麗な感じだから、めっちゃドキドキして読んでいます…! この二人は、どうなるんでしょうか…?! 更新、頑張って下さい!めっちゃ応援してます…! (2021年2月17日 16時) (レス) id: 2561b1222b (このIDを非表示/違反報告)
狼狐(うるふぉっくす)(プロフ) - 自分も許されない恋をしているので、主人公にすごく共感できます…。 (2021年1月29日 19時) (レス) id: df161cba77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セピ | 作成日時:2021年1月25日 21時