20 ページ20
この日の夜から毎日、窓を軽く開けておいた。
ここは5階だから普通は誰も来れない…
でも水篠さんはここまでこれる…
もしかしたら来てくれるかもしれないわ
そうしたらまたマヒロくんに会いたいの
「…マヒロくん」
今日は綺麗な星空ね…
星々がイルミネーションみたいに輝いているわ
「…来てはくれないのかしら」
？「不用心だわ、お嬢さん」
…え！！！
次の瞬間、窓が開いた。
あの時と同じだ…。
一瞬にして美しい金色の長い髪が舞って
まるでブルームーンのような綺麗な瞳が私を捕える。
お姫様みたいに美しい人…
「水篠さん…！！！」
水篠「こんばんわ、セナ」
また、会えた…！！
「私、もう一度マヒロくんに会いたいの！また彼と踊りたいわ！それにもっともっと話をしたいの！」
私は水篠さんに頼み込んだ。
水篠「…貴方、彼が好き？」
水篠さんは真面目な顔をして私に言った。
彼の事が…好き…？
「分からないわ」
水篠「あら…」
「分からない、でも…彼との関係をこのまま終わらせられないの！」
水篠「…やっぱり貴方、私と似ているわ」
…え？
水篠「いいわ、そのあなたの心にある愛は…何にも侵されないもの」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 70人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メロンパン - お久しぶりです。受験、終わりました。やっと、セピカさんの話読めます！私、この非現実的な話好きですわ。これからもよろしくです！ (2021年3月16日 19時) (
レス) id: 4669bf361c (このIDを非表示/違反報告)
葵 林檎 - 情景が浮かびやすくて、とても綺麗な感じだから、めっちゃドキドキして読んでいます…！ この二人は、どうなるんでしょうか…？！ 更新、頑張って下さい！めっちゃ応援してます…！ (2021年2月17日 16時) (レス) id: 2561b1222b (このIDを非表示/違反報告)
狼狐(うるふぉっくす)(プロフ) - 自分も許されない恋をしているので、主人公にすごく共感できます…。 (2021年1月29日 19時) (レス) id: df161cba77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：セピ
| 作成日時：2021年1月25日 21時
