18 ページ18
マヒロ「…セナ」
驚くのもわけないわ、彼は私の事はただの月の国の平民だと思っているんだもの
「怪我はどう?…あなた3日間も眠ってたのよ?」
マヒロ「あ…」
マヒロくんは呆然としていた。
ソラ「…お嬢様、そいつはもう大丈夫です。そこまで怪我も酷くない、おそらく寝不足かなんかでずっと寝ていたんでしょう?」
「そう、それなら良かった…」
マヒロ「ちょ、ちょっと待ってくれ!」
マヒロくんは青い顔をしていた。
それは驚くだろう、この間一緒に踊った子は星の国の王のお城のお嬢様だなんて
マヒロ「…お嬢様?なんでセナが…あの時会ったのは紛れもなく真実で…」
「…ごめんなさい、貴方を騙すような真似をして」
私は深く頭を下げた。
マヒロくんはますます混乱しているようだった。
ソラ「…まさか本当にお城を抜け出したとは呆れましたよお嬢様」
「他の使用人には黙ってて、色々あって記憶だけ月の国に転送されたのよ」
マヒロ「…まさかオーナー、本当に転送能力があったのか…?」
「えぇ、あの時会ったのも間違いじゃない…でも私はここの…星ヶ崎の娘、私の名前は星ヶ崎セナ」
これは運命じゃなくて必然なのかしら
私とあなたは関わりあっちゃいけないっていう事?
マヒロ「…そう、だったのか」
70人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メロンパン - お久しぶりです。受験、終わりました。やっと、セピカさんの話読めます!私、この非現実的な話好きですわ。これからもよろしくです! (2021年3月16日 19時) (レス) id: 4669bf361c (このIDを非表示/違反報告)
葵 林檎 - 情景が浮かびやすくて、とても綺麗な感じだから、めっちゃドキドキして読んでいます…! この二人は、どうなるんでしょうか…?! 更新、頑張って下さい!めっちゃ応援してます…! (2021年2月17日 16時) (レス) id: 2561b1222b (このIDを非表示/違反報告)
狼狐(うるふぉっくす)(プロフ) - 自分も許されない恋をしているので、主人公にすごく共感できます…。 (2021年1月29日 19時) (レス) id: df161cba77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:セピ | 作成日時:2021年1月25日 21時