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月の国と星の国は隣りの国であり
私が産まれる前まではとても仲が良かった。
なのに…
月の国の戦士「お前ら星の国の貴族のせいで俺たちは真っ二つになったんだぞ!」
月の国の戦士「そうだ!この事は一生恨まれる事だ!」
こんなに戦士たちがいっぱい…
この様子はテレビ中継だってされている。
私はテレビにはまだ映らないが
今後女王になって
みんなに知られる存在になったら…
きっとマヒロくんは私を恨むんだろう
私は手を合わせ、心の中で月の国に謝罪した。
私がやったわけじゃないのに…
なんて言い訳できるわけもない
星ヶ崎の事は私だって他人事にできないのだから
ソラ「…お嬢様、大丈夫ですか?」
「えぇ、それよりお父様は…?」
ソラ「テレビ中継をご覧になっております。」
呑気ね…お父様
まるで私よりも他人事よ
私はお父様のいる大広間へ足を運んだ。
「お父様…」
父「セナか…お前は何も気にするな、月の国だって非があったんだ。私が半分排除しなければ私たちだって生き延びれたか分からない」
排除って…
「…でも、お父様が動かなくては何もデモだって…収まりません!」
父「…セナ、いつからお前はそんな口を聞くようになった!?」
…!!!!
「す、すみません!」
ソラ「…行きましょう、お嬢様」
私は何も出来ないんだ。
ずっとずっと…
その時、ふと見たテレビにはたくさんの月の国の戦士たちが映し出された。
「…え」
その中の1人に…目がいった。
心臓がドクンと脈打つ
昨日の夜のことがフラッシュバックされた。
「…う…そ…」
月の国の戦士たちの中にいたのは
紛れもない…マヒロくんだった。
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メロンパン - お久しぶりです。受験、終わりました。やっと、セピカさんの話読めます!私、この非現実的な話好きですわ。これからもよろしくです! (2021年3月16日 19時) (レス) id: 4669bf361c (このIDを非表示/違反報告)
葵 林檎 - 情景が浮かびやすくて、とても綺麗な感じだから、めっちゃドキドキして読んでいます…! この二人は、どうなるんでしょうか…?! 更新、頑張って下さい!めっちゃ応援してます…! (2021年2月17日 16時) (レス) id: 2561b1222b (このIDを非表示/違反報告)
狼狐(うるふぉっくす)(プロフ) - 自分も許されない恋をしているので、主人公にすごく共感できます…。 (2021年1月29日 19時) (レス) id: df161cba77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セピ | 作成日時:2021年1月25日 21時