隠居柱と風柱(2) ページ3
明朝
朝日の眩しさで目を覚ました。
最近私の朝は目を覚ました直後
早速力仕事からはじまる。
『んぐぐぐぅーっ』
「うるせェ…まだ早ェ…」
兄様の元へ正式に挨拶を終えた日から
一緒の布団で寝るようになったのだが
起きて布団を出ようとすると
私を抱きかかえている実弥さんの腕に
がっちり捕まえられて放してくれない。
この腕と毎朝格闘しているのだ。
『今日は早起きして稽古する約束じゃないですか』
「ちゃんとやるからもう少寝かせろォ…」
『もう少し寝ちゃったら実弥さんが私に負ける所、隊員達に見られちゃいますよ』
「負けねェから心配すんなァ」
『すっかり起きてるじゃないですか！ほら、腕どけて！』
「やなこった」
『毎朝懲りませんね』
目の前にある実弥さんの首に
軽く口づけをし一舐めする。
「………」
なんでだ…いつもはこれで力が
一瞬緩んで脱出できるのに。
次は鎖骨あたりをパクっと
甘噛みしてみた。
ビクッ！
『よし！脱出！！』
「だぁ！！クソッ！Aテメェそれは反則だろォが！」
布団が一緒とは言えど、
まだ嫁入り前だからと言って
事は成していないので
彼はとても敏感肌なのだ。
『さあ、さあ、起きて下さい！修行の時間ですよ』
「…わかったから先に支度してろォ…」
『そうやってまた寝るつもりでしょう』
「ちげェよ！Aが余計な事するから…いいから早く行ってろォ！」
『………』
ニヤリと笑ってもう一度布団へ入ってみた。
「お前っ！オイ！」
『はは〜ん、遂にこちらも柱に昇進しましたか』
実弥さんが手を出さないのをいい事に
未来で言うセクハラ行為でからかう。
「馬鹿言うんじゃねェ！仕方ねえだろォが！」
こうやって顔を耳まで真っ赤にする
彼がとても可愛く、愛おしいのだ。
「A…お前あんまおちょくってっとしらねェからな」
『え、怒っちゃいます？』
「あぁ。もう怒ってる。」
そう言うと再度体を強く抱かれ
寝間着の隙間から肌に触れてきた。
『！？！？！？』
「ちゃんと祝言の後にとは思ってたがァ…お前がその気なら仕方ねェよなァ？」
さっき私がしたように首筋を舐められると
体がビクッと跳ねた。
肌に触れている手は胸元に辿り着く。
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AYA - しのぶさん一回も出てないww (2021年10月10日 16時) (
レス) @page49 id: d9c298088e (このIDを非表示/違反報告)
おぎ丸(プロフ) - ちびごん様≫コメントありがとうございます！ニヤけてもらえて嬉しいです！今後ともお付き合いくださると感激です！ (2020年5月29日 0時) (レス) id: 52f4783003 (このIDを非表示/違反報告)
ちびごん(プロフ) - 初コメさせてもらいます！毎回うわぁぁ！と思ったらニヤけまりして読んでます！ (2020年5月28日 18時) (レス) id: de3300122a (このIDを非表示/違反報告)
おぎ丸(プロフ) - 灰色サーモン様≫嬉しいご感想ありがとうございます！今後ともよろしくお願いします！ (2020年5月19日 4時) (レス) id: 52f4783003 (このIDを非表示/違反報告)
おぎ丸(プロフ) - あおい�桐輸笋△蠅�とうございます！頑張らせていただきます！ (2020年5月19日 4時) (レス) id: 52f4783003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おぎ丸 | 作成日時：2020年5月18日 7時
