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五条「で?説明してくれるんだよね夜蛾学長」
学長室に連れられた五条と夏油はじっと恩師を見つめる
夜蛾「何から説明すればいいか」
早く早くと急かす五条と何を言うか悩む夜蛾
そんな二人を呆然と見つめる夏油
夏油「ま、待ってくれ」
五条「何傑?今は乙骨勧誘とかは後回しにしてよね。大事な話してんだからさ」
教祖様はお帰りの時間ですか〜とおちゃらける五条
夏油「そうじゃない、だって、だってAは死んだはずで」
天元様と同化するということは=精神の死である
もう二度と会えない
星漿体として同化したと聞かされた時その事実に絶望したのに
五条「ふーん。お前その話鵜呑みにして調べもしなかったんだろ。学長の思い通りって訳だ」
五条の言葉に夏油は押し黙る
五条の言うように調べもせずなんなら夜蛾に深く聞くことも無く高専を去ったのだから
学生時代Aと一番仲良くしていたと自覚していた最後は気まずくなってしまったがそれでもそれまではとAのことは自分が一番知っていると思っていた
夜蛾「悟。傑をからかうのはやめろ」
五条「だってムカつくじゃん僕は9年も大切な同期を探してたのにそうそうに忘れようとしたこいつが簡単に会えるなんて」
ぶーぶーと文句を言う五条に夜蛾ため息をつく
夜蛾「星漿体と同化したとでも伝えなければお前達はAを探し出そうとするだろう。諦めさせるために嘘を伝えた。まあ悟は探していたようだが」
だってAが星漿体になれるわけないしと笑う五条
夏油だけは未だ理解出来てないようだ
五条「で?その"諦めさせたい"理由はなに?僕が見た感じAは呪力もないし天与呪縛すらない女の子なんだけど」
夜蛾「Aは審神者だ」
五条「は?」
夜蛾「審神者の適正があったんだ」
五条「うそでしょ?」
夜蛾の言葉に驚く五条
夏油「さにわ…?」
夏油は首を傾げる
夜蛾「物を霊気させ付喪神を呼び起こす者。100年に一度生まれるかどうかも分からない希少な存在だ」
"わたし、神様がみえるの"
数年前の彼女の言葉が今自分を責め立てる
あの子は嘘つきなんかじゃなかった
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jyudo0517(プロフ) - ただ助けただけなのに………。こんなのってないよ泣。本当に2人話し合って欲しい……。 (2月6日 1時) (レス) @page23 id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - きたああああああああああ!ありがたい更新!! (11月29日 0時) (レス) @page11 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
ウェブサイト - 俺、ゴリラだから、殺されないよ (11月26日 3時) (レス) @page10 id: c4466802d3 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - いひゃああああ!お久しぶりです。更新うれしいです。作者様ペースでがんばってください! (11月14日 15時) (レス) @page10 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - 新作………!楽しみすぎます! (10月27日 10時) (レス) id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山茶花 | 作成日時:2023年10月25日 21時