【呪術廻戦】嘘つきな猿

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幽霊でもUMAでもましてや化け物でもない



私が見えるそれは例外なく美しかった



白い狐のような姿をしていたり白い蛇のような姿だったり子供のような姿をしていたり美しい女性や男性の姿をしていたりまちまちだったけど




人目見て人間ではないと分かるくらいには常軌を逸した美しさを持っていた







名もないそれを私はカミサマと呼んでいる



神社や祠



神聖な場所に多くいるからもあるけどいつも私を守って慈しむ目で見てくれるから





白くて美しいものはカミサマ何だってそう信じていたから




『カミサマ？』


五条「は？」





今日から通う教室に白い髪の美しい人がいたから思わずそう言ってしまった




カミサマ？はぽかんと口を開けていて他の黒髪の男の子と茶髪の女の子は堪えるように笑っている




夏油「ぶふっ、くっ、悟が、神様…、くくっ」

家入「あははっ、傑作！転校生面白いね」





笑われてる？わけではなさそう




侮りや失笑じゃないほんとに面白くて笑ってる声






五条「誰が神様だって？」

『あ、いや、違いました、すみません』




勘違いだった、確かに綺麗な人だけどカミサマはサングラスしないし制服も着てない




それにこんなにガラ悪くない




五条「あ"？」


夏油「こら、悟。神様じゃないからって、拗ねない、くくっ、」

家入「そうだぞ。神様らしく優しくなれよ、ふっ、」





笑ってんじゃねー！と怒り白髪の男の人は私の前まできた





五条「お前のせいで笑われただろーが！」


『ご、ごめんなさい、』



背が高くて威圧感がある彼は笑われたことに酷く不機嫌なようで




その態度が私をいじめていた人達にそっくりで大袈裟にビクついてしまう





夏油「悟、転校生怖がってるだろう」

家入「せっかく女子増えたんだからビビらせんな」




他の同級生に責められ白髪の生徒はだー！と頭をガシガシとかく





五条「大体呪力も術式もねー奴が高専で何学ぶってんだよ！」





「「呪力がない？」」




転校早々もうクラスで浮きそうです

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