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『あれ、夏油くんと五条くんは?』
家入「んー?なんか任務だって夜蛾センとなんか話してたしばらくは帰ってこないみたい」
二人だけのいつも以上に少ない教室にAは少し肩を落とす
『そうですか…』
落ち込むAに家入はにやりと笑う
家入「A随分慣れたよね」
『あ、皆さんよくしてくださるので』
家入「ふーん。でも夏油にはまだよそよそしい」
家入の言葉にぎくりと体を強ばせる
『夏油くんは憧れの人なのでまだ緊張してしまって』
家入「それだけ?」
『えっと、』
家入「夏油は憧れの人なだけ?」
にまりと笑う家入にAは何も返せなかった
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『え、あ、あの、大丈夫ですか?』
カミサマが慌ててたから何かと思えばガタイのいい男の人が倒れていた
血は出てない、怪我はしてなそうだけど
なんだろう。なんかこの人の周りカミサマはいないけどカミサマ嫌がってもいない?
返事がない男の人に何度か話しかける
甚爾「・・・腹減った」
『え、』
男の人の手には数枚の馬券が
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甚爾「悪ぃな。嬢ちゃん奢ってもらって」
『いえ、』
そう言いながらも遠慮なくおにぎりを頬張る男
というか奢ったつもりはなかったんだけど
甚爾「その制服・・・・いや、学生か」
『あ、はい。そこの山奥の学校で』
ふうんと私を上から下まで見られる
甚爾「礼と言いたいところだがガキは相手にしない主義なんでね。お、そうだ嬢ちゃん少し金貸してくれねえか?儲けたら分けてやるよ」
ここまでの発言でかなりのクズであることは分かっているけどカミサマが無視する存在は気になる
『分かりました。なら私が言った方に賭けてくださいね』
男は眉間にシワを寄せる
賭け事をしたことない子供の意見だと思われてるんだろうな
でも、私はお金を扱うカミサマが集まってる方を選べばいいだけだから
負けることは無い
甚爾「は?全部当たった?」
『お金貸した分だけ返してくださいね』
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jyudo0517(プロフ) - ただ助けただけなのに………。こんなのってないよ泣。本当に2人話し合って欲しい……。 (2月6日 1時) (レス) @page23 id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - きたああああああああああ!ありがたい更新!! (11月29日 0時) (レス) @page11 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
ウェブサイト - 俺、ゴリラだから、殺されないよ (11月26日 3時) (レス) @page10 id: c4466802d3 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - いひゃああああ!お久しぶりです。更新うれしいです。作者様ペースでがんばってください! (11月14日 15時) (レス) @page10 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - 新作………!楽しみすぎます! (10月27日 10時) (レス) id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山茶花 | 作成日時:2023年10月25日 21時