4話 ページ5
美雪と一緒に両手を振ると、先輩は「ねえ」と金田一君を見た。
桜樹「もしよかったらミステリー研究会に入らない？鈴蘭さんも」
一「ミステリー研究会？」
あー美雪が入ってるところか。
あたしも前々から勧誘されてたけど、運動部の助っ人の方が忙しくて断ってたんだよなあ。
美雪からも誘われたけど。
世界的有名な推理作家を父に持つあたしに桜樹先輩は前から目をつけていたらしい。
とりあえず、行く気はなかったのだが、美雪と金田一君に押されてミステリー研究会の部室に行くことになった。
旧校舎の奥にある、部屋。
そこがミステリー研究会の部室だ。
あたしたちは自分の鞄を持ちながらその部室の前に立った。
桜樹「ここが部室」
一「なんか気持ち悪いところだな」
あたしも美雪を部活終わりに迎えに来る時は毎回嫌だったなあ。
先輩は「どうぞ」と言って部室のドアを開けた。
金田一君は「はい」と返事をしてあたしの隣にいる美雪を振り返る。
一「それじゃあな、美雪」
美雪「お生憎様、わたしもミス研の部員なの」
美雪はそう言って金田一君に笑いかけると、あたしの手を引いて部室に入っていく。
その後に続きながらあたしも金田一君を振り返って手招きした。
美雪が自分の椅子に座るのに対し、あたしはここの部員ではないのでドアの近くで立っているとすぐに金田一君が入ってきた。
それを見て先輩があたしたちを振り返る。
桜樹「紹介するわ。尾之上貴裕君と鷹島友代さん。新入部員の金田一一君と鈴蘭Aさん」
え、いつの間にか入ってる事になってるんだけど。
まあいいか。
あたしはため息をついて金田一君と一緒に「『よろしく』」と頭を軽く下げた。
尾之上君は「こちらこそ」と言ってくれたが、隣の鷹島さんはすぐに下を向いて原稿を書き進めてしまった。
尾之上君はそれを見て「こいつはこういう奴なんだよ。気にしなくていいよ」と言ってワイプロを叩いた。
なんか、居心地悪いなぁ。
そう思っていると真壁君が片手にポスターを持ちながら入ってきた。
真壁「あれ、鈴蘭さん」
あたしを見る真壁君に軽く頭を下げると、真壁君も返してくれた。
何度か美雪を迎えに来てるからちょっとした顔なじみである。
真壁君は金田一君を見た。
真壁「何やってんだ、お前」
桜樹「今日から入る事になった金田一君よ。もちろん鈴蘭さんも」
もう入部することは決定だった。
真壁「困るんだよなぁ、これ以上部員のレベルが下がるの」
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さきっち(プロフ) - あさん» そうなんですか！ (2019年12月7日 11時) (
レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 私は山ちゃんのが一番好きです!マンガ全巻持ってるんですが山ちゃんが一番似てる！ (2019年12月7日 0時) (レス) id: 3f8f946044 (このIDを非表示/違反報告)
johnny’s_ldh_love(プロフ) - すみません、いろいろミスして何回も送っちゃいました！申し訳ないです (2019年12月2日 7時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
johnny’s_ldh_love(プロフ) - 突然すみません！名探偵コナンっていつ頃更新しますか？ (2019年12月2日 7時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
にーにゃ - 突然すみません！名探偵コナンっていつ頃更新しますか？ (2019年12月2日 6時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2019年7月28日 0時
