歌い手でセンラーの私が幼馴染の身内が○○だった件について 3 【センラ】

ごめんね ページ14

診察室から出ると、

お母さんがいた。


困ったような顔をして、



母「大丈夫！？ごめんね･･･お母さん早く仕事に行っちゃって･･･」


『大丈夫だよ！お母さんは、私のために頑張ってくれてるんでしょ？』



お母さんにはまた迷惑かけちゃった。

ボコボコにされたとか言えない。


母「先生から電話もらって、今来たの。入院するんだってね？」


『うん、ごめんね･･･迷惑かけちゃって･･･』


母「お母さんは、栞菜が生きてくれるだけで、生きがいがあるの！
だから、元気になってもらわなくちゃ！栞菜のバスケもみたいし！」


『あり･･･が･･･と･･･』


私は、お母さんがこんなにも、

思っていることに気付かされて、

泣いてしまった。





私の心は


絡まった紐のように




ぐちゃぐちゃだった。




ーーーーーーーーーーーー

というわけで、入院生活。


私はベッドにいる。


私が『1人部屋にして貰えますか？』といったら、


おっけーして貰えた。



『お母さん･･･私、「チロル」はさ、１ヶ月のリハビリと4週間の入院生活の間、
歌ってみた投稿できないよね･･･？』


母「そうだね、でも配信はできるんじゃない？
配信だけでも、見てくれてる人は嬉しいと思うよ！」


『わかった！』


すぐにTwitterを開き、

ツイートする。



チロル/スイーツ系女子 @chiroru_chyoco

今日は、お知らせがあるから
8時に集まってね！



私は、こういうことは自分の口から

言わなきゃいけないと思った。

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