検索窓
今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:4,811 hit

ページ4

「このモデル、光に似てね?」とサッカー部に所属している男子が嬉々として声を上げた。「そっくりじゃね?」









「あーわかる。なんか雰囲気も近いかも」ゆるくパーマをかけた女子が同調した。









「そうか?髪型だけじゃないか」と八乙女光が澄まして答えた。









雄也は中央の後方にある席に着いた。なるべく静かに、目立たぬように。席に戻ってまず確認するのは、机の引き出しに入っているペンケースや教科書が無事かどうかということだ。ナイロン製のペンケースは中身もチェックする。シャープペンシルもボールペンも定規も変わりない。









いくつかの教科書もざっと見た限りでは問題なかった。しかし以前に落書きされたのも、当然ながらそのままだ。









雄也は黙って授業始まるのを待っていた。しかしなにもしていないのは手持ち無沙汰が過ぎ、また目立つ。そのため次の授業の教科書を予習がてら眺めるのが習慣だった。五限目は数学だ。雄也は余日みたいなこの時間をとても理不尽なものだと思っていた。早く授業が始まればいい。そうしたら余計なことは考えないで済むのだから。

3→←第一章 一方通行のお友達



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
19人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

*:)手越祐也@加藤シゲアキ(:*(プロフ) - 雄涼さん» そう言ってもらえてうれしいです!私も光の速さで更新頑張ります!(笑) (2016年12月25日 9時) (レス) id: 726ef27e93 (このIDを非表示/違反報告)
雄涼 - はじめまして!!私、インビジブルも高木君も大好きなんです!!!この作品見つけた時、光の速さで読みましたww続き楽しみです!!更新頑張ってください!!待ってます♪ (2016年12月24日 22時) (レス) id: a568d2160d (このIDを非表示/違反報告)
*:)手越祐也@加藤シゲアキ(:*(プロフ) - ぽんちゃんさん» kemuさんのインビジブルですよ!応援ありがとうございます!(*´▽`*) (2016年12月21日 17時) (レス) id: 726ef27e93 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃん(プロフ) - えっと、違ったらごめんなさい。インビジブルですか?kemuさんの。私、この作品大好きです!これからも応援してます! (2016年12月19日 23時) (レス) id: 8d2ee1f9a3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:天藍凜@シェゾ依存症 x他1人 | 作者ホームページ:リア充ぶっ飛べ!  
作成日時:2016年11月27日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。