【APへタリア】会長、定期考査のお時間です。【男主】【アーサー・カークランド】

Utopia-64→責任感 ページ31

遠くで、羽瀬川を心配する声が聞こえる。枢軸の奴らに囲まれて…幸せそうだ。









……分かってくれる奴が居て良かったな。お前は幸せで羨ましいよ。









心底、そう思ったのかもしれない。どうしてだろうな。あんなにアイツが憎かったはずなのに……今は正直そんなんでも無くなってる気がする。









……もしかして、本当に俺………









「俺、Aの事が好きなのかも〜！！って思った？？思っただろ？？」









……………何だろう。今無償に髭をむしり取りたくなった。いや、むしり取ろう。決定事項だ。









「うるせぇんだよこのクソ髭！！別にそんなんじゃねぇって言ってんだろうが！！ばかぁ！！」









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side…Hasegawa









「A…ごめんな。俺様気付けなくて……」





「仕方ないよ。あれだけ混んでたら気付いた方がスゴいと思うし…そんなに気負わないで。」









ギルがそこまで気負う事じゃないと思うな…確かに怖かったけど、黙ってた俺も俺だし。









「そうだけどよ……うぅ…」





「兄貴、もう起こってしまった後なのだから…次から気を付けていれば良いだろう。」









「そうだよギルベルト〜今日はいっぱい楽しもうよ〜！！」









もう、本当に此処にはいい子しか居ないじゃないか。フェリちゃんなんてギルの背中ポンポンしてるし…祖国様はずっと隣居てくれるし！





皆優しすぎるよ……俺死んじゃうよ………









「そうか…そうだよな！！よっしゃー！じゃ、衣装調達に行こうぜー！！」









立ち直り早いな…流石ギルだけど……本当に大丈夫なのかな？
人に抱え込むなって言いながらギルの方が抱え込んじゃってそうな感じがする……









「………おい、ギルベルト。それで今日行く店は何処なんだよ畜生。」









ずっと黙ってたロヴィがやっと口を開いた。何だろう…ロヴィは今までの発言からして周囲をかなり警戒してるみたいだからな……





…何も言わないのは当たり前なのかも。









「あぁ！一件目はな……ケセセ、俺様結構頑張って探したんだぜー！！よし、俺様についてこーい！！」









……一応は本調子を取り戻した感じのギルが先導して其所に向かう事になりました。









………あれ、ギル…泣いてる……？

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