Utopia-46→Uneasiness ページ11
「『……会長、貴方は有り得ないとは思いますが聞いておきます。
……決して、隠し事をしていないと神に誓えますか?』」
イギリスは…何処だったっけか。でもキリスト教だ。誓えるんだろうか。
俺、完全に何か隠してると思うんだけどなぁ………
「あぁ、誓ってやるよ。だから早く中に入れろ。命令だ。」
……ん?誓って“やる”?
そこに違和感を覚えた。普通にそこは『誓う』で良いんじゃないのか?どうしてわざわざ『誓って“やる”』なんて言った?
「『………では、会長。最後にもう1つだけ聞きます。』」
会長が貧乏ゆすりをして俺を焦らせる。……腹を立てているようだ。
「…………それに答えたら、問答無用で入るからな。」
「『………承知致しました。会長』」
……入れたらどうなるか知らないけど、一か八かだな。これで入れないとますます怪しまれる。
「『………貴方、菊様に何もしないって誓えますよね?』」
今の会長は守ってくれない率が高いんだけど……まぁ、俺の方に注意向いたら良いな………
……祖国様が怯える理由が会長なら、遠ざけないといけない。そのためにはどうしたら………
「………ふん、それは保証するぜ。じゃあ、失礼する。」
………やっぱりダメだ。会長は祖国様に何かするつもりだ。
保証って、何の保証?命、安全……それとも………何?
でも、誓えないんだ。何かを隠してる…人に言えないような事って……
………まさか、
「……おい、ロヴィーノ。命令だ。菊の居場所を吐け。」
づかづかと部屋に侵入した会長はロヴィの襟を掴んで脅した。……くるん兄弟を使われたか。
「…………だから、知らねぇって言ってるじゃね……ですよ。俺は菊を見てねぇし、入れてねぇ。」
ロヴィが上手い事演じてくれたと思ったのも束の間、突然に会長は襟を掴んでいた手で首を絞めたのだ。
「『命令だ』と言っているだろう?お前らが匿ってる事は分かってるんだ。……ロヴィーノ、菊の居場所を吐け。」
……言わないで。と祈ったけど、
「ちぎ…奥の……ベッドの下だぞ……畜生ッ!!」
……耐えれる訳が無かったんだ。
Utopia-47→Mer ciless→←Utopia-45→Never put him in a room!!
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†鎖羅†(プロフ) - 英領な妖精さん» そう言って頂けると嬉しいです(´∀`*)よく加減が分からなくなるので(( これから夢主くんとの絡みが増える&秘密が明らかになる(?)予定ですので!お楽しみになさってください((`ω´*))) (2017年3月15日 20時) (レス) id: b90b5d86ea (このIDを非表示/違反報告)
英領な妖精 - †鎖羅†さん» 眉毛のゲスっぷりが最高です(●´ω`●) (2017年3月15日 16時) (レス) id: a88b8887f6 (このIDを非表示/違反報告)
†鎖羅†(プロフ) - 英領な妖精さん» またまたコメントありがとうございます(・ω・´)これからも頑張って眉毛をゲスく出来るように頑張りますです((え← (2017年3月12日 16時) (レス) id: b90b5d86ea (このIDを非表示/違反報告)
英領な妖精 - 待ってましたー( *´艸`) (2017年3月10日 22時) (レス) id: a88b8887f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:†鎖羅† | 作成日時:2017年3月10日 21時