花蘇芳を飲み込んで 〈刀剣乱舞×呪術廻戦〉

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「悟。勝手な行動をするな」




「勝手なのはクソジジイ共でしょ？この結界はかなり高度なものだ」



背後に現れたのは夜娥さん。かなり怖い顔をしている。震える私を他所に五条さんはカツコツと大きく靴を鳴らして彼に詰め寄った。



「大将！大丈夫だった！？」



『信濃…皆、一度内番服になってくれる？』




私がそう言うと渋々手を合わせて着替えを済ませる皆。



『包平さん…？』



ただ1人を除いて。どうやら彼は私を拘束した夜娥さんが気に入らないらしい。今にも鯉口を切ってしまいそうな瞳の鋭さと雰囲気に頭を抱える。



"口聞かないよ"って言ったら大人しく着替えてくれました。


大きい子供か？？。




「君にはまだあの部屋に居てもらわないと困る」




「上に説得に行くから悟、お前もこい」




食ってかかろうとしていた五条さんがスッと拳をゆるめ、鼻歌交じりに夜娥さんの横についた。
私は皆にこんのすけを連れて帰っているように言って彼等の後を追った。




・






そこから私が開放されるまでは一日もかからなかった。




恐らく、というか絶対五条さんがメンチ切ったかガン飛ばしたか、寿命縮ませたかのどれかだろう。



もちろん全部ってのもあり。




『なんか…すみません』




「貴方が謝ることじゃないでしょう」




そしてその場にいた七海さんも私を庇ってくれたらしい。



「貴方の部隊にはいつも助けてもらってますから」




そういうことなんだとか。私の知らない所でこの常識人ナナミンと刀剣の皆は仲良くなってたということだ。
ｸｿｯ羨ましい。




「こんなに立派な結界張ってたら疲れちゃうんじゃない？大丈夫？？」




全然心配してなさそうな口調でぶちかます五条悟。
雰囲気もクラッシュさせたいらしい。




『アレはもう私の手を離れてますから。霊力無くても効果は切れませんよ』





ただし、練り混んだ霊力は持って一年くらいだと思う。そうしたら張り直さなければならない。

本丸の結界もそんな感じだし、負担ではないか。





「器用な力ですね」




『制約は多いですけどねこの職業』





ほぼ生涯をささげるようなもんだ。
最近は専門学校もできてるみたいだけど私のときはまだ制度も甘かったから時の政府が拾い集めてやっと稼働してるような組織だった。




ほんとよく今まで五体満足で生きてこられたよ。

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