問題児だらけBASARA学園 ページ46
一方その頃。
家康と忠勝の元にいたAたちは上の階の騒ぎを不審に思っていた。
「なんだか騒がしいね」
「一体何が起こっているんだ?よし忠勝、少し様子を見に行こう」
「………………!!」
「たっ、大変だぁああ!」
本多忠勝と共に上の階へ向かおうとした家康は不意に聞こえた声に足を止める。
その場にいた誰もが声の主に目をやる中、真っ先に反応したのはかすがだった。
「慶次、何をそんなに慌てている」
「か、かすがちゃん!大変なんだよ!ほら、さっき野球部とサッカー部と生徒会が勝負してるって言ってただろ?それで上の階が大惨事になっているんだよ!」
「またあの男共か!もう我慢ならない!私が直々に喝を入れてやる!」
「な、直虎ちゃん!?一人じゃ危ないですよー!」
竹刀を持って上の階へ上がっていった直虎を鶴姫が止めようとするが、生憎その声は届いていない。
心配した家康は忠勝に後を追うよう命じ、忠勝は黙って頷いて直虎について行った。
「鍵は隠していたんじゃなかったのか?」
「隠していたさ!でもどういうわけか野球部でもサッカー部でも生徒会でもない生徒が見つけてしまったみたいで、俺もどうしようも出来ないって感じ」
「……仕方がない、私が先生を呼んでくる」
「あ、俺も行く。孫市先生呼んでく__」
「お前が来るとろくなことが無いからここにいろ!姫巫女、慶次の見張りを頼んだ!」
「了解ですっ!」
かすがが職員室へ行き、鶴姫が慶次を見張る中、何も知らない家康はAから状況を尋ねる。
「A、一体どういうことか説明してくれるか?」
「家康君も知ってると思うけど、グラウンド権を巡って野球部とサッカー部がいつも争ってるじゃん?それを見兼ねた生徒会が双方にグラウンド退避を命じたらしいよ」
「グラウンド退避って……」
「私も三成が心配だから上の階に行ってみようと思うけど、家康君はどうする?」
「ワシは元より見過ごすつもりはない。だが、この音から察するにうえは相当荒れているだろう。Aはそれでも行くのか?お前に危険が及べば三成が黙っていないだろう」
「大丈夫だよ。そんな銃弾が飛んでくるわけでもあるまいし」
「BASARA学園」と書いて「カオス」と読む→←正直者は馬鹿を見る
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三楓(プロフ) - 紫月姫さん» コメントありがとうございます!色々重なってバタバタしていましたが最近はだいぶ落ち着いてきました。以前の更新形態に戻れるよう少しづつではありますが精進します(*´∀`*) (2020年7月6日 14時) (レス) id: fa2fc96bb4 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - シナシグさん» ありがとうございますm(__)m無理しない程度に頑張ります! (2020年7月6日 14時) (レス) id: fa2fc96bb4 (このIDを非表示/違反報告)
紫月姫(プロフ) - お知らせ&このコメ見ました。お悔やみ申し上げます。無理せず落ち着いてからで構いませんよ?(*^^*)その間に色んな三成さまを拝みに行ってきます!変なコメントで失礼致しました! (2020年7月3日 21時) (レス) id: 9da1b7754e (このIDを非表示/違反報告)
シナシグ(プロフ) - 三楓さん» そうだったのですね...お悔やみ申し上げます。気落ちすると色々マイナスに考えがちになってしまうので無理せず自分の好きな事をしたりしてリフレッシュしながら頑張って下さい!一読者ですが応援してます!(っ`・ω・´)っフレーフレー!!! (2020年7月1日 22時) (レス) id: 63a06f166a (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - シナシグさん» コメントありがとうございます!実は最近身内の不幸がありまして慌ただしくしておりました。ようやく少し落ち着き、これから心の整理のためにも物語を書きたいと思います(*´∀`*) (2020年7月1日 3時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三楓 | 作成日時:2020年5月21日 0時