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Shota side


部屋の掃除を済ませ、すっきりとした気分でリハスタに行くと他のメンバーはすでにみんな到着していた。
涼太の横に荷物を置き、今日の流れを確認しているとめめもいつの間に俺の横にやってきて、話を聞いている。




めめが隣にやってきたとき、ふわりと甘い香りが鼻先を掠めた。
その香りはどこかで嗅いだことがあるような、知っている香りな気がして思わずめめの顔を見る。


「なんすか?」

俺が急に自分のほうを向いたからか、めめは眉間にシワを寄せてこちらを見た。


「いや、なんかめめいつもと違う匂いがするなーって」

「そうっすか?」

めめはTシャツの裾をたくし上げ匂いを嗅いでは、わかんね、と首を傾げた。



「っていうか翔太くん俺の匂いいっつも嗅いでるんすか?」

ちょっと意地悪そうにめめはそう言って笑った。
なんだその顔、最高にむかつく。


「っちげーよ、なんかたまたまこうふわっと」

「言い訳しなくていいっすよ」

ポンポン、と肩に置かれためめの手が余計に俺を煽り立てる。


「だからちげぇんだって!」

「翔太くん俺のことどんだけ好きなんすか」

必死に言い訳すればするほどどんどんどドツボにハマっていく。
めめはそれを見ながら腹を抱えてヒーヒー笑うし、もう収拾のつかない状況。






「よーし、リハ始めるよー」


奥のほうでスタッフさんがそう声をあげる。
ちょうどよかった、と足早にそちらへ向かえば後ろからまだ笑い続けるめめの笑い声が響いている。
どんだけ笑うんだよ、あいつ。

めめが急いでこちらに駆け寄ってくると、またふわり、と先ほどの甘い香りが鼻先をくすぐった。



どこで、この匂い嗅いだんだっけなぁ、と頭の中でぐるぐる探してはみるけれどすぐには見つかりそうにない。
ただ、なんだか少し、胸の奥がざわざわとしたことだけは覚えている。







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さーや(プロフ) - いちごみるくさん» あぁもうすごくわかる―!フラフラしててもちゃんと戻ってくるしょぴの安心感・・・ (2020年2月12日 12時) (レス) id: 631bd59892 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - ひよさん» めめ報われて欲しいですよねぇ・・・なんか書いててめめが可愛くて仕方なくて。しょぴ落ち・めめ落ち両方作りたいと思っています・・・! (2020年2月12日 12時) (レス) id: 631bd59892 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - ;_;)/さん» コメありがとうございます!しょぴ幸せになって欲しい方多いですね〜書いてる私もしょぴ幸せになれ、と思ったりなんだり。笑  どちらの結末も書こうと思っているので、長くなりますがお付き合いいただければ嬉しいです〜 (2020年2月12日 12時) (レス) id: 631bd59892 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - 覇瑠さん» コメありがとうございます!ブロックするところ、上手く伝わったかな〜と不安だったのでそう言っていただけて嬉しいです。個人的に2人とも幸せにしたいので、しょぴ落ち・めめ落ち両方作りたいと考えてます・・・! (2020年2月12日 12時) (レス) id: 631bd59892 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - てゃんさん» コメありがとうございます!ほんと2人とも幸せになって欲しいですよね…書きながら、心苦しくなります。笑 ちょくちょく更新していくのでまた見てください! (2020年2月12日 12時) (レス) id: 631bd59892 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さーや | 作成日時:2020年2月8日 11時

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