闇と雷と愛と⑤【FAIRYTAIL】 (ページ43)

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ｱｲﾘｰﾝ「初めて使う魔法だったけど、うまくいったみたいね

とりあえず陛下はギルドへ…

アクノロギアは海の向こうにでもいるのかしら」

『あなた達も物好きね。

半身竜化した……もはや人間とはいえない私を味方につけようなんて』

ｱｲﾘｰﾝ「少しだけ協力してほしいのよ。

あなたが直接妖精の尻尾を傷つけるわけじゃないから安心しなさい」

アイリーンはそういって笑った。

ｱｲﾘｰﾝ「さて…実はコレ、私達もどこにいるか分からない所が面白いのよ

どこかしら、ここは」

アイリーンの目の前には、

呆然とするトーマ国王、ヒスイ姫、アルカディオスがいた。

アイリーン達が配置されたのは華灯宮メルクリアスだった。

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光に導かれたどり着いたその先は、

歪んだフィオーレ王国。

あらゆる人や建物がバラバラになり

そこはまるで別世界。

ここに待つのは、希望か、絶望か………

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ｱﾙｶﾃﾞｨｵｽ「な…なんて強さだ…」

いきなり現れたアイリーンを退けようと王国兵は戦うが、足元にも及ばない。

ﾄｰﾏ「た…頼む！ワシはどうなってもかまわん…
娘だけは…娘だけは助けてくれ……」

その言葉を嘲笑うように、アイリーンはヒスイ姫に向かって魔法を放った。

すると、魔法をかけられたヒスイ姫はネズミの姿になってしまった。

ﾄｰﾏ「な…なんて事を…」

ｱﾙｶﾃﾞｨｵｽ「姫様がねずみに…………」

ｱｲﾘｰﾝ「その姿でも愛せるか？

娘を愛する事はできるか？」

『！！！』

Aはアイリーンの言葉に拳を握り締める。

ネズミとなったヒスイ姫を見て涙を流しながら国王は言った。

ﾄｰﾏ「当たり前じゃ！！
どんな姿になろうとワシの娘！！

ヒスイや、必ず元の姿に戻してやるからな…」

ｱｲﾘｰﾝ「つまらぬな」

アイリーンは杖に魔力を込めた………が、

ｱｲﾘｰﾝ「！！この感覚……」

窓の方に走り出し、外を見る。

すると、上空には巨大なアイリーンの目が

浮かんだ。

そこには、グレイにおんぶされているエルザが………

ｱｲﾘｰﾝ「緋色の髪…まさかな…」

『……………(どんな姿でも………愛する……)』

アイリーンとトーマ国王の言葉に、Aは複雑そうな顔をした。