きみのため。【あほの坂田。】

番外編続き ページ21

撮影が始まった。

ま「みなさんどうもこんにちは！
まふまふと！」
う「たぬき」
天「あまちゃん！
そして…！！」
『みなさんこんにちは、ひなたです！』
ま「はい！なんと今回ひなたちゃんが来てくれました！！」
『よろしくお願いします〜！』
ま「今回はさかたんにドッキリを仕掛けたいと思います！」

〜説明〜(割愛)

ま「そろそろさかたんが来る頃なので待機します！」

〜5分後〜

坂「おっす〜
なぁひなた、なんで先行ったん？一緒に行きたかったんに」
『ごめん、行く前にある買い物したかったから先に出たの』
優は来たと思ったらすぐに私に抱き付いて聞いてきた。
もちろん先に行ったのはこれの打ち合わせがあったからなのだが…

さあドッキリスタートだ…！

『それはそうと、さかた、話があるんだけどいい？』
坂「話？なんや？？」

私は少し話しにくそうに演技しながら話し出す。

『あのさ、私達付き合ってるじゃん？だけど、その、、

私、うらたさんのこと好きになっちゃったの』
坂「…は？
マジで言っとん？」
『本当だよ、嘘じゃない
それで実はもう、うらたさんと付き合ってるの
だから私と別れてほしい』

チラッと優を見る。
優はうつむいたまま言った。

坂「…それでひなたが幸せになるんやったら俺はそれでええよ
俺付き合わせてたんやな、ごめん」
『え、』
う「坂田は、それでいいのかよ」

予想外の反応でつい声が出てしまった。
優は顔をあげる。

坂「ええんよ、うらたさんもひなたのこと幸せにしてあげてな」
天「さかた…」
坂「なあ、そろそろ撮影始めようや」
ま「そう、だね…」

なんとかなったのかな…？
さ、ネタバラシと行きますか！

ま「みなさんどうもこんにちは、まふまふと！」
う「たかはし」
坂「さかただよ」
天「天月です！
そして！！」
『みなさんこんにちは、ひなたです！』
ま「さかたん11周年おめでとうドッキリー！！」
(全員−坂)「「『いえーい！！』」」
坂「え、」

〜説明中〜

坂「え、つまり？うらたさんとひなたは付き合ってないってこと、？」

優は未だ困惑中のようで…

坂「別れなくていいってことなん、？
まだAを好きでいていいってことやんな、、？」

そう聞いてくる優。
私が頷くと勢いよく抱きついてきた。
そのまましばらく抱き合っていると…

う「そろそろ二人だけの空気から戻ってきてくれ」
その言葉に優と私は目を見合わして笑った。

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