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第305χ ページ30

「てかアタシも連れてってよ!行ってみたかったし!今から行こう!」

《お前なめてんな》

「さ、斉木くっ…」

《人1人国から国に移動させるのがどれだけ不自然だと思っている。お前とは違って僕は超能力を周りに知られたくないんだ。大体お前が余計なことを言うからこんな事になったんだぞ》

「え?余計な事?」

《父親がプエルトリコにいるなんて知らなければこんな無茶をして働くことはなかっただろ》

「!!……だって……会いたいって言うから……」

《会ったところで幸せかどうかもわからないし現に今はこの有様だ。今この辛い状況で助けに来ないって事は事情があるんだろ。半端に力を貸すのはやめろ》


確かに、斉木くんの言う通りだ
でも、みーこが千里ちゃんを心配するのもわかる

私は一般人だからどうすることも出来ないけど、超能力者の2人だからこその悩み


どうにかしようと思えば出来てしまう
でもそれをしていいのか悪いのか

そこの相違は、私にはわからない2人の悩み

超能力者は大変だ


2人をチラチラと見ていると、みーこの顔は冷たいものに変わった


みーこもイラついてる…………


「はぁ?何それ?超絶意味不なんだけど」

「みーこっ……」

「そりゃ楠雄に比べりゃ半端な能力だけどさ、助けを求めてるやつに力を貸して何がいけねーのかサッパリなんだけど。つか事情があるとか辛いとか勝手に決めんなし。その後どーなるかはわかんねーケドそーしなきゃ何も始まんねーじゃん!」


斉木くんはガタリと席を立った


《行くぞ》

「あ、うん……」

「あー……ガン萎えだわ」

《考えの相違だな。勘違いするな。僕は正義の味方じゃない》


斉木くんはその言葉を残し店を出た

行くぞと言われて着いてきたのはいいものの……みーこは大丈夫だろうか……


「もう少し言い方あったんじゃ……」

《言い方も何も考えの相違だ。言い方を変えたって互いの考えは変わらない。それじゃ何を言ったって同じだ》


そうだけど……


私が足を止めると、斉木くんも足を止めこっちに振り向いた


「そうだけど……一般人の私からしたら、斉木くんの考えもみーこの考えも同じだよ。千里ちゃんの事を考えての発言でしょ?それに…………斉木くんの考えもわかるし、周りに超能力の事をバレたくないのもわかるよ。でも斉木くんは正義の味方だよ!」


いっぱい助けてくれたじゃん


「私、みーこの所にも行ってくる!」

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設定タグ:アニメ , 斉木楠雄のΨ難 , 斉木楠雄   
作品ジャンル:アニメ
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まつり(プロフ) - パトさん» パト様〜(*´˘`*)!!えへへいつもありがとうございます(*´˘`*)その場面ですね!ありがとうございます!自分で書いててアレですが私もそこ結構好きです!笑 ありがとうございます! (2021年4月25日 10時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
パト(プロフ) - 印象に残ってるχ……具体的な話数は忘れてしまいましたが、夢主が学園祭でメイドカフェしてて、そこに斉木くんが来て嫉妬する……みたいな話が印象的ですね (2021年4月25日 10時) (レス) id: 8ed95612e3 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - とんこつさん» ありがとうございます!頑張ります! (2021年4月14日 22時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
とんこつ - 書き直ししてたんですね!おつかれ様です!程よく頑張ってください! (2021年4月14日 22時) (レス) id: ce3e3c4100 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - とんこつさん» わーありがとうございます!!凄く嬉しいです!!今最初から10話ぐらいずつ書き直ししてるんですよ笑 間違い探しみたくなりそうですね笑 凄く嬉しいお言葉です!そのお言葉を糧に頑張ります!!ありがとうございます! (2021年4月11日 22時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まつり | 作成日時:2021年4月11日 9時

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