. ページ16
.
猫宮「……行ったんですか?」
「クラスの部長さんに誘われて、な」
そう言うと猫宮ちゃんの表情に曇りがかかった。
孤爪「…」
「…来ていただければ分かります。こちらです。」
そう言われ猫宮ちゃんに着いていった、
ら、
真っ赤な夕焼けと、俺と、研磨の後ろ姿が描かれていた。
「……すっげぇ………。」
孤爪「……」
しかも、この景色って、
孤爪「あの時の、絵…?」
猫宮「そう、2人に話を聞いてもらった日。どうしても描きたかった。」
「…でも、じゃあなんで…」
猫宮「………誰かに、大切なものを消されて、未完成の状態で出したくなかった。」
消された…?誰に?
てか、本当に妬みを持った奴が手を出してきたんだな…
「よく描けたな、すげぇよ。」
研磨はずっと黙っているけど、それくらい引き込まれる綺麗な絵だ。
猫宮「本当は本人を描く予定はなかったんです。無断だったんで肖像権とか、孤爪さんは嫌がるかなって思ったので…。でも出展がなくなったので、いいかなって思って描きました。勝手にすみません。」
孤爪「…どうしてそこまでこだわるの?」
「おい、」
孤爪「Aだったら、多分いい感じになんとかして出すことだってできたでしょ。それに、このクオリティなら賞獲れてた、なのに、なんで出さないっていう選択を選んだの?」
正直俺も気になっていたから何も言えずに黙り込んだ。
猫宮「…素敵な2人を、見せたかったから。」
孤爪.黒尾「!!」
猫宮「2人に、助けてもらった、私にとって、大切な思い出で、それに2人の関係が素敵で、描きたかった。そして2人に感謝を伝えたかった。中途半端の状態で出しても伝わらない。だから賞より、大切な方を選んだ。それだけだよ。」
先程の暗い表情はどこへ行ったのやら、何かを決意をしたような表情になっていた。
孤爪「…そう。」
研磨も納得したのか、少し口角が上がっていた。
猫宮「そして、もう一つ伝えたいことがあります。」
𓏸𓈒𓂃
大量誤字を見つけたので修正しました
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 477人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そこら辺の生麦生米生卵(プロフ) - Sさん» コメントありがとうございます!!私も成長したなー!!って書きながら思っていました笑そう言っていただけて嬉しいです( ˊᵕˋ )♡木兎光太郎くんですね!畏まりました!もう少しで出せるかと思いますので待っていただけると幸いです<(_ _)> (4月2日 10時) (
レス) id: 059ae3db95 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 人見知りな夢主ちゃんが清子さんに声を掛けられたところで思わず偉いぞーー！！って叫びたくなりました！！笑 よろしければ私、木兎光太郎くんが好きなのでまだまだ先の話になるとは思いますがぜひ絡めてほしいです！！更新頑張ってください(^^) 応援してます！！ (4月1日 9時) (レス) @page26 id: f32d572a92 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の生麦生米生卵(プロフ) - 空さん» コメントありがとうございます!!これからもよろしくお願いいたします( ˊᵕˋ )♡.°⑅ (3月27日 11時) (レス) id: 059ae3db95 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の生麦生米生卵(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます!!更新頑張ります(´ ˘ `๑)♡ (3月27日 11時) (レス) id: 059ae3db95 (このIDを非表示/違反報告)
空 - マジおもしろいです❗更新頑張ってください❗応援しています🎵 (3月24日 20時) (レス) @page13 id: 139b425bec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そこら辺の生麦生米生卵 | 作成日時：2024年3月21日 21時
