88話 ページ38
宿「Aはここで待っていろ」
『ま、待っていろって…っ』
Aは気絶させられ倒れ込む。
宿「さぁ来い、呪霊」
_____23時05分
『…んっ……っ!!み、皆!?』
目覚めたAは外を見渡せる所まで行き悲惨な現実を突きつけられる。
『な、なに…これ…もしかしてさっきの呪霊と宿儺の戦いで…こんなに』
するとそお遠くはない場所で爆発音がした瞬間
宿「目覚めてたのか、来い」
Aは宿儺に抱えられ道玄坂、109の前に来た。
『っ!恵!!』
宿「!!やはり仮死状態か。A反転術式を使えたな。伏黒の命を繋げ」
『で、でも…呪力が…恵の…呪力が足りない……』
宿「お前ならできる。平気だ俺がそう言っている」
Aの頭にポンっと手を乗せれば宿儺は伏黒が召喚した式神の方へ行ってしまった。なにがどおなって恵がこんな状態になったか分からないAは取り敢えず伏黒を死なせたくはない為宿儺の言う通りに動く。
重「あ、あのぉ」
宿「黙れ。この女に手を出したら、わかるよな?おとなしくしていろ」
重「は、はい!」
重面春太、Aと別れた釘崎と新田が出会い戦闘になるが後から駆けつけた七海にやられるも、奇跡的に生き残っていたこの男は、甚爾と戦い終えた伏黒に出会い致命傷を負わせたのだ。
『…絶対、死なないで』
Aは震える手で、伏黒の手を握り集中する。
『呪力をかけ合わせて…正にする…マイナスをプラスに……早く、早く』
ブツブツ独り言を言って集中するA。すると手元に微かな温もりが…
『で、できた……恵、、生きて…』
暫くして宿儺は戦い終えるとAの元に、戻って来た。
宿「よく頑張った。もう良いぞ」
『…っ!!』
宿「どういうつもりだ?」
Aは戻って来た宿儺の首に両手で手を掛けていた。
『どういうつもりはこっちの台詞。こんなのすぐ避けれたでしょ?街をこんなに滅茶滅茶にして…何人の人が…』
宿「何人?それを虎杖に言えばいい。アイツのせいで死人が何人出る?ケヒッヒッヒッヒッ。そしてお前は俺を殺せない。だって虎杖の事殺さないであろぅ?」
『……ック!!』
宿儺は片手で難なくAの手を取るとそれを壁に押し付け、今にも鼻と鼻がくっつきそうなほど近付く。
宿「そんな覚悟もないで俺に歯向かうな。お前は弱い。でも手段を与えている。忘れてはないだろう?"一つになれ"と」
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作者名:かえさ | 作成日時:2021年1月9日 0時