【芥川龍之介】この度、僕の妻になりました。

妻 ページ8

芥川「樋口」





龍くんに呼ばれて、驚いたひぐっちゃんは、嬉しそうに龍くんを見ている。





樋口「はい！何ですか先輩！！」


芥川「お前も空気を読んで、家に帰れ。」


樋口「ええ！！

まだ全種類の料理を頂いてませんし……。」


芥川「いいから、空気を読め。

空気を。」





何故二回も言ったのかは不明だが、いくら部下だからって、ひぐっちゃんは女性なんだから、もう少しオブラートに包んだ方が良いに決まってる。と、思うのは、私だけなのか？





貴方「龍くん、そんな言い方しなくてもいいんじゃない？」


芥川「僕は、早くAとイチャつきたいんだ。」


樋口「わ、分かりました！！



樋口一葉、急ぎ帰らせていただきます！！」





貴方「あっ！待ってよ、ひぐっちゃん！」





「これ、良かったら……。」と言って、大きめのパックを渡すと、ひぐっちゃんは、頭に？マークを浮かべて、私に聞いてきた。



樋口「い、いいんですか……？」


貴方「勿論！

だから、また来てくれると嬉しい！！」





樋口「本当に先輩は、幸福者ですね。」と、言葉を溢したひぐっちゃん。

龍くんが、幸福者……？


一言だけ言わせてください。





貴方「へ？」


樋口「何でもないですよ。

また、来ますね！！！！





お邪魔しました！！」





そう言って、ひぐっちゃんは早々と退散した。

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