JUMP短篇集（JUMP×JUMP）5

誰にも渡さない。 1 ymtk ページ32

…


《ドル誌の表紙。インナーを着てる紫さんをみて浮かんだやつざんす。》

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side・YUTO


「珍しいね、インナー着て撮影なんて」

「え？ぁ、ぁぁ。うん」

シャツをめくって言う大ちゃん。


「ちょっと！！そこっ！くっつきすぎ！」

「うわっ、でた！！」

「りょうすけってホントに心が狭い」

「だよねぇ。いいじゃんね、少しくらいさぁ」


「うるさいっ！こっち、ゆうやっ」

「あ、うん。ごめんね、みんな」

「なんでそんなに横暴なんだか」

やれやれって顔して、大ちゃん、ちねん、伊野ちゃんが、高木くんから離れていった。



高木くんを自分の横に座らせて、なぜかかいがいしく世話をするヤマ。

そんなヤマにされるがままの高木くんも、すごく嬉しそうにしてる。

いい雰囲気だけどぉ〜。なぁんかなぁ。







「あれは、昨日激しかったんだろよ」

へ？

「だな。雄也は気づかれてないって思ってんけど…」

「 微妙にな」

「な」


え？え！
あー、そゆこと？


「いやぁ、僕もまだまだ甘かったですぅ〜。
さすがです、師匠〜〜」

「何言ってんだ(笑)」

「誰が師匠だよ(笑)」



やぶひかに教えて貰って、その後、撮影の順番がまわってくるまで二人をじっくり観察。


あ、ほんとだ、すこーしだけ紅くなってるとこが見える。
ふぅ〜〜ん、そうですかぁ〜。


ニヤニヤしながら見てたら

ヤマに「あんだよっ！」って睨まれた。

ひーこわいこわい(笑)



ヤマの独占欲、すごいからなぁ。
大丈夫かな、高木くん。
あ、でも、そーされるのが嬉しいのか？
えー？やだぁ、意外と高木くんMなのかな？(笑)


Mな高木くん。
見てみたいな。
んでＳなヤマから
色んな事をされちゃうんじゃん。
うおおーー！！
見たい見たい！

って思いながら二人を見てたもんだから、

気持ち悪いよ、ゆうと。と、ちねんに言われてしまった。

いけないいけない
自粛しなきゃ！笑


そういや、もうすぐバレンタインだけど、ヤマは高木くんに何あげるのかなぁ〜。手作りチョコかな？
いや、でも、高木くん、甘いの苦手だもんなぁ。

18金チョコか？(笑)

なぁんて、更に妄想をしながら帰り支度をしてたら…

なんか、変な声がしてきたんだよ。

え？え？
なに？
これって？？？


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