こっちおいで【宮侑】 (ページ7)

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7話ページ7

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｢んで、何と何で迷っとるん？｣

『え、あぁ、店舗限定か王道かで…』

｢おけ、了解！｣

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えっ

何が？？←

何が了解なんですか！！

私まだ決めてないのに！！

私は注文しに行った宮先輩を慌てて追いかけた

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｢これとこれ1つずつ｣

『せ、先輩！！
私まだ…って、もう頼んじゃいました？』

｢おん｣

『マジすか』

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先輩どっち頼んだんだろう…

内心結構落ち込んでいると、宮先輩はスっとクレープを差し出してきた

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『え、これ…』

｢両方食べたかったんやろ？
せやから、分けっこしたらええねん｣

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分けっこ…分けっこって…かわいi…

…いやいや、何考えてんだ私

やめろ、可愛くない、やめろ(洗脳)

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｢食わへんの？
もしかして他のがよかったとか？｣

『ち、違います！！
嬉しいです！すっごく！』

｢そう？
なら、ええねん！｣

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そう言ってニコッと笑う先輩

…やばい、この笑顔をキラースマイルと呼ぼう

先輩を知れば知るほど、なぜこんな人が私なんかを好きになったのか不思議で仕方ない

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『先輩は、私のどこが好きなんです？』

｢えっ｣

『えっ
あ、ないんなら別にそれでいいですけど…』

｢いや、ちゃうちゃう！！
その、どこからあげてったらええ？｣

『いや、どこってなんですか
知りませんよそんなこと』

｢んー、まず顔が可愛ええな
色白いし、髪綺麗やし、ええ匂いするし
あ、外面だけちゃうで！？
意外と食い意地張っとったり、冷静そうに見えて意外とアホなとことか…

って、なんちゅう顔してんねん｣

『いや、もうやめましょう』

｢なんや、照れとるん？｣

『べ、別に…』

｢んふふ｣

『な、なんですかその笑い方…』

｢いやー、可愛ええなって思うて｣

『～っ…！！』

｢めっちゃ照れとるやん
お試しやめて、ほんまに付き合う？｣

『ま、まだ遠慮しときます！！』

｢＂まだ＂な｣

『あー！もう！早く帰りますよ！』

｢はいはい｣

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