【菅原孝支】幼馴染の女子。 (ページ10)

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幼馴染 9 * ページ10

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『うわぁ....高い～...』

「あれみるべ、すげー綺麗だぞ」

『ほんとだ...綺麗...』

そのまま景色を見て数分。

ちょうどてっぺんにきた辺りかな。

伝えるなら今だと思った。

普段なら静かな雰囲気はないし、、

まぁ別に静かじゃなくてもいいんだけど、

ちゃんと気持ちを伝えられるのはこういう感じなのかなって。

「ねぇ、A」

『んー？どうしたの？』

Aの目には外の綺麗な景色が写ってキラキラしている。

その姿がいつものAとは違って綺麗だなって思った。

「ずっと、Aに言いたかったんだけど....俺...Aのことが好きなんだ。恋愛の意味で。」

『.......え...』

目を丸くしているA。

すごく驚いてるのは目に見えてわかる。

いつもの表情とは違う。何か考えてるというか。

「俺と....付き合ってほしい...。」

『.........。』

静かな時間が流れる。

それからAは観覧車が下に行くまで一言も言葉を発しなかった。

俺だけ？気まずい雰囲気。

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