幼馴染 10 * ページ11
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『.....っあー楽しかったね!孝ちゃん!』
「.....っA...」
観覧車を降りて一言。
いつもとなんら変わりないように話すA。
だけど顔はあまり笑っているように見える。
言わなければよかったと後悔した。
やはり幼馴染のままでいるべきだったんだと。
『 大ちゃんと合流しよーよ!』
「......そうだな」
なんだか悲しくなった。
Aがどう受け取ったのかもわからないし、
ごめんならごめんって言って欲しかったのが本音。
このままなにも言われない方が辛い。
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澤「スガ...大丈夫か?」
「俺...Aのこと傷つけたかな...。あのタイミングじゃなかったのかな。」
澤「AもAでなんか言って欲しいよな。さりげなく聞いとくよ」
「ごめんな、大地。」
澤「俺が後押ししちゃったのもいけない。スガのタイミングだってあんのにさ。」
「いや、大地のせいじゃないよ...」
大地と合流するやいなや、
俺の顔をみて申し訳なさそうにしている。
なんだかそれも辛い。
これからどうしたら。
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作者名:わらびもち | 作成日時:2019年12月26日 0時