失恋確定演出【宮侑】

失恋確定7 ページ8

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あ、やば泣きそう



もう、なんで

昔から分かってたことじゃんか
今更どうってことないのに。


なんで



「〜〜〜ッ」



「ご、ごめんA！別にそういうつもりで言ったんやないよ……ごめん」



ふう。よし、もう大丈夫。


「もー、しぃちゃんが謝る必要ないよ？あと別に泣いてないし。さっき飲んだ水が目から逆流しそうになっただけだって！」


「なに、そこは普通目から汗って例えるもんじゃないんか。初めて聞いたわ」







「「 …………ぷッ、あははははは!! 」」





やっぱり私のしぃちゃんは最高の友達です






「そういやA、センセーに呼ばれてたんやないの？バレー部の顧問のとこ行かなくてええの？」


「あああ！やば、忘れてた！行ってくる！」


「いってらー」






in職員室



「嫌です。お断りします」




「えー頼むよ桜庭。お前しかいないんやって」



「前回と同じようには行きませんよ」



「いやいや、前回やってくれたやんか！頼むこの通りや！」



「……………どれだけ頼まれてm」



「あっ、そういや北のサインをマネージャーになった奴に特典としてプレz」



「謹んでお受けいたします」



北先輩のサイン？あはは、やるわ
くそ、先生ってば私のツボを理解している……ッ





言っていなかったが私は北信介先輩の大ファンである。こう、バレーの確実なプレイは数学の計算に似通ったものを感じるからだ。そして何より優しい。

あ、でも神に誓って恋愛感情とかではないんで(重要)


ちなみに、今先生に頼まれたのはバレー部の臨時マネージャー。普段はいらないが時々いないと困る時があるらしい。そしてこれで3回目だ。まんまと先生の罠にハマっている気がしてならない。

私は人のサポートをするのは嫌いではないが、好きでもない。たしかに侑や治、そして北先輩がいても好きになれないものは好きになれない。しかもマネージャーが必要な時は大抵超大変なときだ。やりたいはずがない。 1度決めたらしっかりやるが、ちょっと憂鬱ではあるのだ。



ふぅ、


結城A、頑張ります

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