失恋確定演出【宮侑】

失恋確定5 ページ6

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ガラリ

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「ホームルーム始めんぞー」


−−きりーつ ちゅーもーく おはよーございます


いつも通り気の抜けた挨拶

でもいつもとちょっと違うのは転校生という存在への興味がクラスから漂ってること



「まー皆知ってるかもしれへんけど、転校生がウチんクラスにくることになった


−−−−−どーぞ入って」




皆がそこに集中する

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本当になんなんだ。現実にこんなことあるんだ。



彼女が入ってきた時まるで映画みたいにスローモーションで再生されている気がした。窓も空いてないのに春風が舞い込んだ感じがした。ふわふわした髪をなびかせながら恥ずかしそうに入ってくる感じ。


ドラマのワンシーンか。そうなのか。

彼女がヒロインだと言われたら妙に納得してしまう。

侑も彼女から目が離せないといった状況らしい


「東京の高校から転校してきました、桜庭 紗綾といいます。宜しくお願いします」


さくらば さあや


その響きすら彼女のためにあるようにも思えた


大袈裟だって？そんなことないから。


本当、かわいいんだよ


誰だよ、「"結構"可愛い」なんて言ったやつ。何が"結構"だ、"超絶"の間違いだろ





「じゃあ、そうやな、桜庭の席は結城の隣空いてるからそこで」


「えーー先生！俺の隣も空いてるやんか！」


「そこは田中が休みなだけやろ、、」



周りから羨ましいという視線が集まるんだけど、やっだ、恥ずかしい☆



「えっと、お名前は？」


「あ、ごめんね、私、結城Aっていうの。よろしく桜庭さん！」


「えっと、紗綾でいいよ。私もAちゃんって呼んでいいかな？」


首をかしげる姿も様になってる、可愛い


「もちろん！あ、前にいるのが神崎海、通称しぃちゃん」


「そう呼んでんのはあんただけや、A。よろしゅうな紗綾」


まあ先生の話なんてそっちのけで3人で喋ったんだよ。
そしたら



「おいこら結城！はしゃぐんやない！ということでノート俺ん机に持ってこいよ」


理不尽極まりない







さて、

1つ分かったこと



この子、性格絶対いいわぁ









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ごめんなさい、海と紗綾の名前は変えられません。そして、紗綾は私の友人の名前をお借りしています。その子も可愛いです。
そして設定上、紗綾ちゃんはめちゃ良い子です。悪女とかではないので、そういう展開にはならないので期待しないでください

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