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くるみside
なんでこんなに悲しいんだろう
ジョーに怒られたから？
いや違う……
あの瞳を見た時私は今まで感じてこなかったような悲しさ、苦しさ、…そして懐かしさ。複雑な気持ちが一気に押し寄せてきた。
といっても一瞬の出来事だったけれど…
なんで
なんで
私は何かを忘れている。
その時、口が勝手に動き出し、私は歌い始めた。
『あぁ 不幸せな 魂
絶え間なく訪れて
あぁ
泣いてすがる
助けてあげる もちろん…』
この、曲……
ずっと昔にどこかで聞いたことのあるような…
コンコン
A｢くるみ、いいか？｣
『はい！どうぞ！』
A｢失礼する。……今の曲は君が歌っていたのかい？｣
『ええ、そうよ。もしかしてうるさかったかしら？！ごめんなさい！』
A｢いやいや、とても綺麗な音色だったよ。美しかった…。いかにもヴィランズという感じがしてね。｣
『なら良かったわ！私もどこでこの曲を覚えたかは分からないんだけれど……とても好きな曲なの。』
A｢君は…本当に美しいな。｣
『え？』
A｢……私のものにしたいくらい…。｣
そう言って彼は私の髪に触れる。
『やっ、じょ、冗談はやめてくださいよ〜』
A｢いや冗談なんかじゃない。いつかきっと…｣
私の手を取り、甲にキスを落とす。
その姿はまさしく王子様そのものだった。
『…王子様、みたいね』
そう言うと彼は目を見開いた。
A｢王子、…ははは！面白いことを言う人だ。ますます惹かれるよ｣
A｢くれぐれも毒には気をつけたまえ。｣
『？？なんのこと？』
A｢いずれわかるさ。さあ、そろそろ夕食の時間だ。一緒に向かおうじゃないか…プリンセス？｣
アップルは慣れた手つきで私に手を差し伸べてくる
『ふふ、冗談が上手いのね。』
A｢よく言われるよ。｣
そうして私達は2人で話しながら食堂へ向かった。
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マッチ棒(プロフ) - 希さん» 最後まで読んで下さり、ありがとうございました！名前変換失敗したの気づかず掲載してしまいごめんなさい…ご指摘ありがとうございます。今後の作品も見て頂けると幸いです！待っています〜 (2018年10月23日 21時) (
レス) id: 9728f6b05b (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつもキュンキュンしながら読ませて頂きました ; ; ただ1つ気になったのが最終話のスキャちゃんのセリフが夢主の名前変換がされてないみたいでそこだけちょっと気になりました…>_< 次のお話も楽しみにしてます(^-^) (2018年10月23日 1時) (レス) id: 257f80517e (このIDを非表示/違反報告)
マッチ棒(プロフ) - 希さん» たこ私もすごい好きです！頑張ります！ありがとうございます泣 (2018年10月9日 18時) (レス) id: 9728f6b05b (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - たこさんとっても大好きなので最高なお話をありがとうございます( ; ; )これからも更新楽しみにしてます！ (2018年10月8日 0時) (レス) id: 257f80517e (このIDを非表示/違反報告)
マッチ棒(プロフ) - 朝霧さん» ありがとうございます泣すごくモチベーションになります！ (2018年10月7日 23時) (レス) id: 9728f6b05b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マッチ棒 | 作成日時：2018年10月4日 20時
