首謀者は退屈しのぎに超高校級の衝撃爆弾を投下する。 ページ6
*ますかっとさんリク
｢………………………………は?｣
夢でも見ているのか?と思うぐらいの光景。
しかし何度目をこすっても、頬をつねっても、痛いだけで一向に目を覚まさない。
ということは現実なのだろうが……いくらなんでも常識を超えている。
｢な?他の奴らなんて、どーでもいいんだから…ほら、早くしろって｣
｢…え…ぁ……百田……?どしたの…?なんかヘンだよ…?｣
｢…はは。ヘンなのはお前の方だろ｣
"もう1人の自分が目の前にいる"。
オカルトの類は全く信じていないものの、これはドッペルゲンガー以外の何者でもなかった。
…いや、別に存在する分には構わないのだが、最悪なことに1番会わせたくない人物であった彼女のAと接触してしまっている。
頭を抱えたくなる俺を余所に、もう1人の俺は強引にAの手を引張った。
｢…んだよ、俺の言うこと聞けねーってのか?俺は恋人だぞ?｣
｢ぃ"……ぃたいってば…!!!｣
｢……………………………っ!!!｣
Aの目に涙が滲んだのと同時に、反射的に体が動いた。
俺はAの元に近づくと、ばしんっ!!と"偽物"の手を叩いて、離させる。
そしてAの手を引いて、自分の胸にすっぽり収めると、ぎゅう…と抱きしめた。
｢っおい!!なにすんだテメー!!!Aが泣いちまってるじゃねーか!!ふざけんな!!｣
｢…はぁ?テメーも何も俺はオメーだぜ?しかも泣いてる?そんなわけないだろ?むしろ喜んでるっつうの｣
じろりと睨んでそう言えば、おかしそうに笑いながら返す偽物。
自分と会話しているという気味の悪い現象にくらくらしながらも、俺は手元のAをそっと見下ろした。
｢…だ…大丈夫か?A……｣
｢…え…?え?百田…?えぁ……な…なんで二人……?｣
｢あー…えっと…。どうやらまたモノクマの仕業で、俺が二人いることになってる。俺はホンモンだ。混乱させて悪いな｣
混乱顔のAに俺は、安心させるべく嘘をつく。
Aはちょっとの間、俺を見つめていたが…事態を理解したようで、怖かったよぉ…!!と震えだして。
…ふつふつと怒りが湧いてきて、目の前の自分をじっと睨む。
だけど偽物の俺は、どこかつまらなそうにため息をつくと…そっとAを後ろから抱きしめた。
つまり俺らをサンドイッチにして、目の前には自分がいるということだ。
｢お…オメー何してんだ!離れろ!｣
｢はぁ?オメーこそ離れろって。ホンモンは俺なんだから。………な?そうだろ、A｣
｢嘘つくな!!ホンモンは俺だっつうの!!｣
Aはどっちがホンモンかわかるだろ!!?
絶対的希望には目もくれず自分の愛をひたすら求めた。→←平和平凡普通な恋愛三角模様の行く末。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
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西 - この方角に福があるはずです
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ロンロン - ピンボイントイズル…最高（＊´∀`＊） ありがとうございますっ〜｡ また続編いきますね…応援してはす!! （ガッツリ噛んでいく） (2019年7月14日 14時) (
レス) id: d22ce582b2 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - うなうみゃ。さん» 百合は正義…ジャスティス…うう…(*´Д｀*)…誰でしょうかね?そもそも夢主ちゃんが死ぬこと自体ありえてはいけないルートで、本来は誰も死なない運命だったのかもしれません…真相は闇の中…笑 (2019年7月13日 2時) (レス) id: 5fe5e3438d (このIDを非表示/違反報告)
うなうみゃ。(プロフ) - 林檎麻さん» ありがとうございますっ…!百合が百合してて可愛かったです!!この章では誰が代わりに死んじゃったんだろう…。ありがとうございました! (2019年7月12日 8時) (レス) id: 9135ef5723 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - ロンロンさん» リクエストありがとうございますー!近日中に書かせていただきますね! (2019年7月12日 2時) (レス) id: 5fe5e3438d (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - ますかっと。さん» こちらこそありがとうございましたー!王馬くんかなり根掘り葉掘り聞いてきそうですね!!正直に言っちゃう夢主ちゃんを必死に止める百田くん…(かわいい) (2019年7月12日 2時) (レス) id: 5fe5e3438d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎麻
作成日時：2019年5月26日 3時
