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｢いやぁ……あはは…!!まっさかこの場合、罰せられちゃうのがAちゃんになっちゃうとはねー!!｣
｢ちょ…ちょっと。アンタなに言ってんの?｣
まるでなぞなぞの問題を出しているような王馬くんの口ぶりに、僕ら全員が困惑する。
春川さんが焦ったような顔で王馬くんに言えば、ニコニコと笑いながら話し始めた。
｢あやつり人形だよ!Aちゃんを俺が後ろからあやつって…えーとサポートしたっていうのかな、この場合。あ、ちなみにゲームのログイン履歴だけど、あれふつーに改変できたからね?ウソは良くないよ、モノタロウ?｣
…あぁダメだ。
王馬くんはとても抽象的に言っている。多分みんなその意味をわかっていない。
だけど…だけど僕はなぜか分かってしまってきている。
すごい勢いで犯行内容が頭に再生されていく。
ピースが当てはまっていく。
｢ふふふー!!!｣
青い顔になっていく僕に、王馬くんは楽しそうに裁判場を降りると、隣のAさんの席に移動した。
そして後ろからぎゅう…と愛しそうに抱きしめると、Aさんの両手をがっちりと掴むのだ。
｢…ね?ほら、見える?こーやって、オレがAちゃんの手を掴んで…凶器である縄には触れないようにね?"Aちゃんの拳を無理やり縄を持った状態で握らせて"、入間ちゃんの首を絞めたの!!｣
絶望。
みんなの顔には、絶望の文字がじわりと滲んできていた。
だけど王馬くんはそんなみんなの顔を楽しそうに見つめて…ぺらぺらと話し出す。
｢どーやってAちゃんを騙したって?あはっ……そんなの簡単だよ!入間ちゃんが黒幕だから、殺せば皆と一緒に外に出られるよー!って言ったんだ!｣
｢ぅう……っぅうう…!!｣
Aさんが苦しそうに声を絞る。
ちらりと一瞬見えた顔は、涙でぐちゃぐちゃで。
『……なん、で…』
騙した?嘘をついた?卑怯なことをした?
疑問が無限に出てきて…それは全て、怒りという感情に変えられる。
許せないとかそういうのレベルじゃない怒りだ。我を忘れそうになるぐらいの怒り。
｢…ふざけ｣
｢あーーーーっ!!でも勘違いしないでね!!｣
王馬くんはいきなり大声を出すと、僕達を指さした。
｢俺は別にAちゃんのことが嫌いとかじゃないよ?陥れたかったとかでもなくてね?｣
そしてそのまま、ぐるぐるの目で楽しそうに笑って…泣いているAさんをぎゅうと僕らに見せつけるように抱きついた。
｢Aちゃんを心から愛しているからこそ……俺はAちゃんを"絶望"に落としかったんだよ…♡♡｣
マイペースな女の子とちょっとだけ変わった男の子達の執着具合は重症であるのだ。→←絶望に染まった少年はこの後自らも彼女の後を追う。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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ロンロン - ピンボイントイズル…最高（＊´∀`＊） ありがとうございますっ〜｡ また続編いきますね…応援してはす!! （ガッツリ噛んでいく） (2019年7月14日 14時) (
レス) id: d22ce582b2 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - うなうみゃ。さん» 百合は正義…ジャスティス…うう…(*´Д｀*)…誰でしょうかね?そもそも夢主ちゃんが死ぬこと自体ありえてはいけないルートで、本来は誰も死なない運命だったのかもしれません…真相は闇の中…笑 (2019年7月13日 2時) (レス) id: 5fe5e3438d (このIDを非表示/違反報告)
うなうみゃ。(プロフ) - 林檎麻さん» ありがとうございますっ…!百合が百合してて可愛かったです!!この章では誰が代わりに死んじゃったんだろう…。ありがとうございました! (2019年7月12日 8時) (レス) id: 9135ef5723 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - ロンロンさん» リクエストありがとうございますー!近日中に書かせていただきますね! (2019年7月12日 2時) (レス) id: 5fe5e3438d (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - ますかっと。さん» こちらこそありがとうございましたー!王馬くんかなり根掘り葉掘り聞いてきそうですね!!正直に言っちゃう夢主ちゃんを必死に止める百田くん…(かわいい) (2019年7月12日 2時) (レス) id: 5fe5e3438d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎麻
作成日時：2019年5月26日 3時
