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小｜中｜大｜『ポケモンの世界に行きたい』


気づけば、それが口癖となっていた。

中学の頃はひたすらにポケモンのゲームをして。

高校に上がったら、毎日攻略情報片手にランクマに潜ってはレイド周回でスパイス集め。

カロスでは三鳥の捕まえにくさに発狂し、イッシュではNの過去の過酷さに発狂し、シンオウではアカギのスケールのデカさに発狂し……は、発狂しかしてこそいないが、それでもとても楽しい日々だった。

それは、現実世界ではさしたる価値などないと考える私が、唯一のめりこめる時間。

だから、だから……。


(あぁ、私は死ぬのか……)


トラックの眩しい光を受けながら。


(そうだな、でも、死ぬんなら……)


【最後に、ポケモンの世界に行きたい】


＿＿そう願ったよ？ 願ったよ。だけど、だけど、だけどさ？？


「マジでポケモン界来るとは思わねぇじゃん！！」


＿＿さぁ、これはそんな、ポケモン狂いのポケモン狂いによるポケモン狂いのためだけの、世にも奇妙な旅路録である＿＿





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名前固定です。

パルデアまで……回りたいなぁ……気力、持つかなぁ…………………………執筆状態：連載中