お帰りなさい ページ4
「だから言ったんだ。今すぐここから出ていけって。」
「…優しいのね。」
「そうでもねえよ、約束を守れないんだからな。」
「そうね、言えてるわ。」
こんなにも穏やかに彼と会話できているなんて、今朝までの私は思っていなかったでしょうね。
「…ここから出れるのはここに来た日だけだ。」
招待状にすげえ小さく書いてあるんだ。できればお前をこの荘園に縛りつけたくなかったけど、遅かったみたいだな。なんて。
どれだけ態度違うのよ、と笑ったら、必死だったからって言い訳しながら必死に謝るものだから、お腹を抱えて笑ったわ。
「みんな寂しいんだ。狂いそうになるのを笑顔で耐え抜いてきた。だから、」
歓迎会とか言って引き留めるんだよな。俺たちってサバイバーだよな?まるでハンターだぜ。
彼の話し方はうまい。聞いてて楽しいし、ずっと彼の隣で話を聞いていたいとすら思うこともある。
…そうね、こんな感じだったわ、私達。
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たまごさん(プロフ) - 華丸さん» ありがとうございます。次作も頑張りますので是非見かけましたらご一読いただけると嬉しいです。 (2021年1月10日 18時) (
レス) id: e48596db7c (このIDを非表示/違反報告)
華丸 - もう神作すぎるぅ (2021年1月10日 13時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
たまごさん(プロフ) - 「えぇ、きっとそのときは、一緒に生きましょう。」 タイトルの「いきたかった」は、「行」の意味も「逝」の意味もあります。 最後に、前作からかなりお待たせしてしまい、申し訳ありません。今回もお読みいただきありがとうございました。 (2020年12月7日 19時) (レス) id: e48596db7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまごさん | 作成日時：2020年12月7日 19時
