当日 ページ41
待ちに待った、『お月見祭』当日。
衣装を合わせたり、ステージを確認したり、差し入れを届けたりとまさに東奔西走って感じで忙しくしていて気が付かなかった。
もう、開演十分前だ。
客席を見るとかなりの人数。その中に夢ノ咲の生徒もちらほらといる。
最後まで協力してくれた軽音部のみんなや先生、生徒会まで。なぜ来るのかと尋ねたら
｢最後まで見届けるのが筋じゃしのう♪それに、夜に行われるから我輩も自由に動けるのじゃよ｣
｢外部の仕事だからな〜だりぃけど引率が必要なんだよ｣
｢ああ、Aちゃんの初仕事だからね見届けさせてよ。それに、創くんの晴れ舞台だ♪｣
天祥院先輩は蓮巳先輩の監視付きだ。はしゃぎ過ぎるなよ、と念を押されていた。
なんだろう。ステージに立つのはみんななのに。動悸が激しく、意識していないと呼吸がままならない。
｢に〜ちゃん？大丈夫ですか？！｣
その時聞こえてきたのは、創くんの叫び声。
今、に〜ちゃんって？！
心配になって駆けつけたのだが、そこにはいつもの光景が。
｢ああ、Aか〜？ごめんな、なんでもないんだ｣
｢すみません…に〜ちゃん、Aさんも。僕の早とちりだったので…｣
状況がいまいち飲み込めずにいると、友也くんが説明してくれる。
｢に〜ちゃんは、本番前に集中する為に目を閉じてること良くあるだろ？それを体調悪いって見間違っちゃったんだよ。だから安心して？全く、光のせいだぞ〜？｣
｢うう、ごめんなさいなんだぜ〜俺、心配で…｣
｢よしよし。お前ら悪かったな…心配してくれてありがとな♪｣
に〜ちゃんが光くんの頭を撫でる。みんないつも通りのように見えるが、やはり緊張しているのだろう。空気がいつもと違う何かを纏っているようだ。
｢わぁ、お客さんいっぱいいますよ…緊張して来ちゃいましたね…｣
｢よしよし、深呼吸するぞ〜？お前ら緊張してるか？…大丈夫だ。楽しんでステージに立てばお客さんにも伝わる。幸せを届けるならまずは俺たちが笑ってないとな〜？楽しんだ時が一番いいパフォーマンスを発揮できるんだぞ〜Ra*bitsのかわいさを見せつけてやろう♪｣
直後、に〜ちゃんがこちらへと歩いてくる。
｢Aも、緊張してるのか〜？｣
｢えへへ、少しだけ…でも楽しみの方が勝ってますよ…！｣
震える左手を庇うように手を握る。
｢俺たちを信じてくれよ、プロデューサー。…ほら、こうして…ストレッチすると緊張もとけるだろ？｣
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ぽあぷるーじゅ。(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» 気が付きませんでした……ご指摘ありがとうございます！！(恐らく)直ったかと思います…！(そしてこんな駄作を読んでくださってありがとうございます！！) (2018年8月28日 23時) (
レス) id: 3a19c5fcff (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - あの、多分ですけど(転校生)先輩っていうのの「(転校生)」の部分は何もいじってなければあんずちゃんの名前が入るんですよね…？えっと、何もいじってないですけど「(転校生)先輩」となっていたので、多分「あんず」って入力すればいいのかと… (2018年8月26日 13時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
ぽあぷるーじゅ。(プロフ) - 紅雨♪さん» コメントありがとうございます…！！！凄く嬉しいです…！完全趣味で書いていたのでそう言ってもらえて嬉しすぎて悶えてます((笑すごく元気とか勇気を貰えたので頑張りますね！(p`･ω･´q) (2018年1月27日 22時) (レス) id: 0bae9b1518 (このIDを非表示/違反報告)
紅雨♪(プロフ) - とても読みやすくて、面白い作品ですね。私、文才がないので憧れます。これからも更新頑張ってください！ (2018年1月27日 21時) (レス) id: 589f4ef947 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽあぷるーじゅ。 | 作成日時：2017年6月20日 18時
