雫が五粒 ページ7
「Aせんぱぁい。ちょぉっといいですかぁ?」
凛ちゃんは目を潤ませて、此方を見ている。
何故?
「せんぱぁい、私のぉ、大切なぁ、キーホルダー知りませんかぁ?」
は?
知らん。
てか、どんなキーホルダーよ
「とぉっても可愛いハートのキーホルダーなんですよぉ。」
こやつ、、、
私の心を読んだのか!!!???
拙者もまだまだで御座るな←←←←
「んー、知らないよ。」
「そんなぁ。」
いや、そんなシュンとされてもねえ。
「でも私ぃ、見たんですよぉ。」
「何が?」
「先輩がぁ、私のキーホルダーぁ捕ったのをですよぉ。」
あ"?
知らねぇよ。
「私は捕って無いよ。」
「じゃぁ、せんぱぁいの鞄、見せてくださいよぉ。」
いいよって言って凛ちゃんに渡すと
なんと言うことでしょう
その例のキーホルダーが出てきたではありませんか
「やっぱり先輩じゃないですかぁ。ひどいですぅ。」
いや、知らねーよ。
「Aちゃんは捕って無いよ。」
だ、太宰さんが、、、味方してくれた、だと!!??
「私は見たよ。君がこっそりAちゃんのバックにそれを入れたの。」
え、マジで?
それもっと早くに言えよ←←←
「そ、そんなぁ。酷いですぅ。私がしたって言うんですかぁ?」
いや、だから、そう言ってんじゃん。
パシッ
「Aから離れろ。」
乱歩さんがいきなり凛ちゃんの頭を叩いた。
すると凛ちゃんは目をぱちくりさせて乱歩さんを見て、私を見て、微かに殺気が漏れている太宰さんを見た。
その仕草はまるで"何があったのか解らず"、周りを見るような仕草だった。
「ぁ、すいません、ちょっと外の空気吸ってきます。」
状況を理解したようにもう一度目を見開き、早口言葉でそう言った。
外に行こうとするのを太宰さんが捕まえようとするが、乱歩さんにより止められ、凛ちゃんが出て行った方をじっと睨んでいた。
、、、、、この違和感はなんだ?
46人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狼狐(プロフ) - 必殺!一気読み!!▼狼狐は一気読みを繰り出した▼ ←マジです。1時間で読み終えました(遅)感動し過ぎで泣きました。最初悪女に成り切れない悪女ってどゆこと?って思ってましたがこーゆーこととは・・・・!納得です★あぁ、続きが見てぇ・・・ (2022年2月12日 17時) (レス) id: 563f93d61f (このIDを非表示/違反報告)
つくも(プロフ) - 感動のあまり、涙が……泣けました。コレってアニメ化しないんですか?(冗談です)続編が見たいです。あ、でも、コレで終わりってなるのも味的に良いかも……うあ、でも…………見たい!見たいです!!! (2021年7月3日 15時) (レス) id: 3b5cd0d846 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - 味付けのりぃさん» そう言って下さり有り難うございます! (2019年8月9日 13時) (レス) id: 4f3f949d42 (このIDを非表示/違反報告)
味付けのりぃ - あああぁぁぁ…まじで涙出たぁぁぁぁ…いい話すぎる(?)この作品を作ってくれてありがとうございます…!こんなん泣くしかねーわ(( (2019年8月9日 1時) (レス) id: cae02b46bd (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - 557*ココナさん» この作品を読んで下さり有り難うございました!! (2019年7月29日 13時) (レス) id: 4f3f949d42 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ