【ドーヴァー】Little My Marionette（シリアス・ヤンデレ） ページ22
これのアーサー視点
＿＿
ほら、やっぱり。
Aはもう壊れてしまった。
もうお前の事なんか覚えてねえよ、フランシス。
俺がどうしてこんなにあっさり部屋を教えたのかわかってないみたいだな。
「あー、さー。助け、あーさー」
細い喉で俺の名前を必死に呼ぶ。その姿がゾクゾクするっ！
ちょっと痛めつけるだけで簡単に啼いて、必死に俺に許しを請うその姿が…
全てがいとおしい。
いてもたってもられず、部屋に入った。
フランシス、俺はお前に部屋を教えて正解だったよ。
軟禁呼ばわりは少し堪えたが、それでもお前に真実が伝わったみたいだしな。
本当はAが俺の恋人だったって事。
やっぱりお前なんかにAは相応しくねーよ。
こんな可愛くて美しい少女とお前なんかが一緒にいていいワケがないんだ。
目の包帯を解いてAにキスをする。
「A、もう怖くないぞ。」
「あーさー、ありがと。大すき、あーさー」
キスをせがみ、ただ俺だけを見るその姿が美しい。
死んだ深い瞳、人形のようなその顔、全てが
「おい…A…？俺のこと、覚えてないのか…？」
必死の訴えにも応じないAを見てフランシスはどんどん絶望していく。
「あのね、あーさー。もう私、あーさー以外いらない。すき、大すき。あいしてる。」
「ああ、俺もあいしてるぞ。もう二人だけでいような。」
「うん、あーさー好き。大好き。」
俺はAと口を離すと、勝ち誇ったようにフランシスを見る。
「と言うことだから、部外者はお引き取り願いたいな。フランシス。」
「あーさー、あの人だれ？」
「お前は気にしなくていいぞ、A。」
もうAは何も覚えていない。好き以外の感情をもうなくしてしまったんだろう。
ただただ絶望するだけのフランシスを俺は嘲笑った後、車いすを押して部屋を出た。
その瞬間は至福であり、俺が悦に入るその姿までが全てを毒に変えただろう。
＿＿＿＿＿＿
話の要約としては
フランと主さん付き合ってた↓
アーサーが主さんに惚れた↓
アーサーが主さんを軟禁↓
外が見たいと言った主さん調教↓
主さん精神崩壊↓
フランのことも忘れるend
アーサー悪役にしてごめんなさい…
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ミファ(プロフ) - エリジャさん» ありがとうございます！ (2017年4月25日 21時) (
レス) id: 9307a90a97 (このIDを非表示/違反報告)
エリジャ(プロフ) - ミファさん、こんにちは。イベント参加ありがとうございます！！読ませていただきましたが…ぶ、文才が凄すぎる………すごく上手いですね！！これからも頑張ってください！応援しています！！ (2017年4月25日 21時) (レス) id: 3c22eecada (このIDを非表示/違反報告)
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