【アルフレッド】HEROによるHEROINEのための愛ゆえの犯行(ヤンデレ) ページ16
「…あー、もう警察なんて腐っていて面白くないね!ヒーローをあんな所に閉じ込めておいて犯罪者呼ばわりなんてさぁ!」
目の前に、いる。
私の彼氏だった人。今は別。
この世で一番恐ろしい人。
ストーカー行為、殺人…数え切ればキリがない程の犯罪。
なんで?刑期はまだあった筈だよ?
「…なん…でここに?」
「ああ、脱獄してきたんだよ!勿論、Aの為にね!俺があんな所にいたらAを守れないじゃないか…もしかしたらアーサーや菊ともっと仲良しになってるかもしれないし?」
「アーサーくんや菊くんはその…ただの友達で…」
二人はよくアルフレッドに関する悩みを相談できる唯一の人だ。
だから、仲良しの人。
するとアルフレッドは目の色を変えて、私の手をつかんだ。
「なんだい!?あの二人がそんなこと考えているわけがないだろう?きっと陰ではAのこと狙っているんだぞ!アーサーなんかはなおさら!」
その言葉は何度言っていたんだろう。
「ただ、もう心配することはないんだぞ。俺はヒーローだからね!Aにもう寂しい思いをさせることはないし、俺たちの仲を邪魔する必要はないんだぞ!愛してる…愛しているんだぞ、A。」
「…や…めて。」
「やめて?どうしてだい?こんなに愛しているのに?君だって愛してくれていたじゃないか!俺の愛が受け取れないなんて…そんな、そんな…」
手を放して酷く狼狽えるアルフレッド。地雷、踏んだかも。
「Aは俺のことが嫌い…?なんで?どうして…?ああ、そっか。俺のいない間に毒されたんだ…俺は知ってるんだぞ、こういうのって悪堕ちっていうんだぞ。大丈夫、Aは悪くないさ。…あの二人をやっぱり俺が倒さないといけないんだ。」
あの二人を、と言うワードに反応する。
とっさに私はアルフレッドの腕を掴む。
「お願い、それだけはやめて!ちゃんと、受け入れるから。愛を受け入れるからっ!」
するとアルフレッドはにっこりと笑って私を抱きしめた。
「ああ、やっぱり堕ちてなんかいなかったんだぞ。Aはやっぱり、俺のことが好きだったんだぞ!ああ、よかった…愛してる。愛してる!」
もう、彼から逃げられない。
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作者「あれ?初ヤンデレがアルフレッドだと?」
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ミファ(プロフ) - エリジャさん» ありがとうございます! (2017年4月25日 21時) (レス) id: 9307a90a97 (このIDを非表示/違反報告)
エリジャ(プロフ) - ミファさん、こんにちは。イベント参加ありがとうございます!!読ませていただきましたが…ぶ、文才が凄すぎる………すごく上手いですね!!これからも頑張ってください!応援しています!! (2017年4月25日 21時) (レス) id: 3c22eecada (このIDを非表示/違反報告)
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