043 偶然 ページ44
北「俺、北信介言います。」
『伊勢Aです。』
どうやらその親切な人は北さんと言って、3年生でバレー部の主将さんらしい。
バドミントン部じゃなかったのか。
案内された先で、バドミントン部の顧問の先生とも合流できたので、北さんには頭が上がらない。
秦「音駒の……伊勢さんやね。稲荷崎高校バドミントン部の秦いいます。事情は聞いとるし、そんな中でも1人でわざわざありがとう。」
『いえ。こちらこそありがとうございます。』
秦「したら荷物は宿舎のロビーに置いといてな。」
『了解しました。』
秦「せや。私はまだ羽柴先生と連絡せなあかんくて離れられないねん。」
羽柴先生……ウチの顧問の先生か。
そういえばそんなこと言ってたな。
秦「北。まだ時間あったら宿舎と体育館まで伊勢さん連れてってくれへん？」
北「ええですよ。」
秦「助かるわ。」
＊ ＊ ＊
北「伊勢さんは寡黙やな。」
『そうですか？』
少し緊張してるからっていうのもあるけど、関西人は怖いっていう気持ちが勝ってるっていうのもある。
北「せやな。それが普通かもしれへんけど、ウチの部活のやつらはうるさいねんから。」
北さんは はは と笑いながらそう言ってくる
あ、笑うんだこの人。
初対面でも感じた圧があったからこそ、ちょっと意外だったけど、顔を見てみると心から笑ってるって感じだった。
『だから寡黙にみえるんですね。』
そんなことをはなしていたら北さんは
ちょっと寄り道してええか？
と聞いてきたのでどうぞと答えておいた。
北さんが入って行ったのは数ある体育館の一つ。
なんだか喧騒というか、言い合いしていて騒がしい。
気になるので荷物を置いて跡をつけてみた。
？？「はぁ！？お前なんで取れんねん！」
？？「しらんわ！クソツムがへなちょこサーブしたからやないの？」
？？「偶然や！あんまりイキるな！」
？？「偶然で結構です〜。」
そこにはネットを挟んで言い合いをしている男女がいた。
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名無し60145号(プロフ) - 面白かったです (4月14日 0時) (
レス) id: 36ec4df090 (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - ちょー面白いです！！ずっと追わせていただきます！！応援してます！！ (4月1日 19時) (レス) @page28 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
( •∀︎•` ) - 文章が詰まりすぎて読みにくいです。もう少し行間空けたほうが読みやすいと思いますよ。 (3月29日 8時) (レス) @page5 id: fc8af0127f (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 読んでいてとても面白かったです‼︎更新待ってます‼︎‼︎頑張ってください‼︎ (3月27日 12時) (レス) @page21 id: d6d89fc12c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裏翠 弥霖 | 作成日時：2024年3月5日 8時
