033 儀式 ページ34
研磨side
研磨「で、行くことになったんだ。」
『まぁ……うん。』
練習試合から2週間ちょい。
おれらは、今日も電話をしながらゲームをしている。
ちなみに今日はどうぶつの森。
昨日がFPS系だったから、今日は平和な世界を堪能しようという話になっていた。
それでしっかり話を聞くと、どうやら伊勢さんは選抜合宿に行くことが決まったらしい。
研磨「あの儀式はそのためのもの？」
『儀式て』
あの儀式……というのは、今日たまたま女子バド部の体育館を通りかかった時、伊勢さんが先輩達に
『私は強いです』
と言う訓練をさせられているのを見たことから来たやつ。
流石にその場を通り過ぎかけたバレー部全員が吹き出した。
訓練というより儀式。
先輩達は「稲荷崎に乗り込むための度胸をつけてた」
と笑いながら言い訳をしていた。
そのあとしっかり、困っていた伊勢さんを救助して、クロがバド部の先輩と文さんを正座させて写真撮ってたのにも笑った。
研磨「……その日程、おれも合宿はいってる」
『えっ、ぐうぜんだね。』
今日、先生が言ってた。
宮城に遠征するって。
研磨「もしもさ」
『うん』
研磨「遠征、またマネージャー代理として来れたら来てた？」
代理では無くなることは多分、ないんだろうなとは思っている。
伊勢さんはバドミントンが好きだから。
でも、代理じゃなくて普通にマネージャーとして入部していたらどんな感じなんだろうか。
最近はちょっとだけ、そういうことを考えた。
研磨「(いや、それもむりだな。)」
バドミントン関連のことはしてそう。
考えてもそういう思考として完結する。
『何もなければ行ったと思うよ。この前、面白かったから。』
研磨「ほんと？」
『うん。』
予定は合わないので実現不可能だけど、ちょっと嬉しいな、と思った。
研磨「また合宿あって、なんもなかったら来てよ。」
『いいよ。』
研磨「お土産いる？」
『余裕ないだろうし、無理しなくていいよ。』
研磨「多分余裕はあるから心配しなくても」
『えっと……じゃあお願い…………します。』
研磨「わかった」
『それじゃあ私も兵庫で買ってくるよ。』
研磨「いいの……？」
『うん。』
こうしておれらは、お土産の交換をすることが決まった。
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名無し60145号(プロフ) - 面白かったです (4月14日 0時) (
レス) id: 36ec4df090 (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - ちょー面白いです！！ずっと追わせていただきます！！応援してます！！ (4月1日 19時) (レス) @page28 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
( •∀︎•` ) - 文章が詰まりすぎて読みにくいです。もう少し行間空けたほうが読みやすいと思いますよ。 (3月29日 8時) (レス) @page5 id: fc8af0127f (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 読んでいてとても面白かったです‼︎更新待ってます‼︎‼︎頑張ってください‼︎ (3月27日 12時) (レス) @page21 id: d6d89fc12c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裏翠 弥霖 | 作成日時：2024年3月5日 8時
