023 おれはしらない。 ページ24
研磨side
週末。おれらはバスに乗り込んで梟谷高校へ向かった。
木兎「佐紀！！」
佐紀「コータロー！！」
ふたりとも馬鹿でかい声を出す。
研磨「朝から元気だ、、」
『ね』
木兎さんは賑やかで、ちょっとうるさい。サキさんも賑やかでちょっとうるさい。
赤葦「木兎さん、朝なので控えてください。」
木兎「ゴメン赤葦！」
木葉「結局うるせー」
黒尾「相変わらずだとこで」
佐紀「寒いからいこ〜」
春先とはいえど、まだ少し朝は肌寒い。布団から出るのに躊躇うが、そんなの関係なくクロにおれは引っ張り出される。
赤葦「まさかくるとは思わなかった。」
ぼーっとしていた矢先、自分に話しかけられたかと一瞬思ったが、相手は隣を歩いていた伊勢さんらしい。
『ちょっと気になったから』
そう、伊勢さんは短く返した。
『でも、京治のセットアップも仕事しながら楽しみに見てるね。』
赤葦「……はは、期待に応えられるよう頑張ります。」
あ……この2人、結構仲いいんだ……。
他とは明らかに違うテンションで、側から見たら何気ない会話に見えても、きっと2人には心底居心地の良い空間なんだ。
……ふと、伊勢さんは赤葦が好きなんだろうか と考えた。
「おれは何考えてるんだろ……」
小さな声で、そう呟いた。なんかもやもやする。
理解を放棄したあの感情と同じなのかな。
……わからない。
この気持ち、おれはしらない。
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コメントをいただきました！嬉しいです☺️
何故か返信できなかったのでここに書かせていただきます。
これからも頑張ります！
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名無し60145号(プロフ) - 面白かったです (4月14日 0時) (
レス) id: 36ec4df090 (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - ちょー面白いです！！ずっと追わせていただきます！！応援してます！！ (4月1日 19時) (レス) @page28 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
( •∀︎•` ) - 文章が詰まりすぎて読みにくいです。もう少し行間空けたほうが読みやすいと思いますよ。 (3月29日 8時) (レス) @page5 id: fc8af0127f (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 読んでいてとても面白かったです‼︎更新待ってます‼︎‼︎頑張ってください‼︎ (3月27日 12時) (レス) @page21 id: d6d89fc12c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裏翠 弥霖 | 作成日時：2024年3月5日 8時
