011 微妙な雰囲気 ページ12
研磨side
『ってことがあったんだけど、赤葦京治って知ってる？』
研磨「あ―。木兎さんのところのセッターでしょ。知ってるよ。」
ホームルームが始まる前、一連の流れを話されてからの質問だった。梟谷とは合宿したり、練習試合したりしてたからその 赤葦京治 という名前は聞いたことがあった。なによりあの全国5本指のスパイカーの1人の木兎さんを扱うセッターだ。
研磨「幼馴染なんだね」
『うん。高校は離れたけど、小、中一緒だったから。』
小、中一緒って結構じゃない？と思ったけどそう言えばおれにはクロがいたんだった。それでもおれらは学年が違うから、ずっと一緒だったのは純粋にすごいけど。
『そうだ。今度バレー部見に行ってもいい？』
研磨「え……あ……うん？」
唐突なその質問に驚いた。バレーとかはあんまり興味ないのかと思ったけど、そうでもないのかな。いや、赤葦がいるから、こっちの部活も気になったのかも。
『京治は関係なく、ただ孤爪さんのセットアップがどんなのか気になったから。でも、無理なら無理でいいよ。』
研磨「……多分、だいじょぶだとおもう。一応クロには聞いてみるけど。」
『ほんと？ありがとう』
研磨「いいよべつに。その代わりさ」
おれも聞いてみようかな。
『？』
研磨「バド部の……伊勢さんがどんなプレーするのか見てみたい。」
ルールなんてわからないけど、伊勢さんのプレー気になる。普段ならそんなめんどくさいことしないけど、伊勢さんなら……見てもいいかなとかおもった。
研磨「……？」
でも伊勢さんは案の定、少し間を置いて、何か少し思い詰めたような顔をした。プレーを見られたくないとか？
研磨「……どうしたの？」
『なんでも……ない。』
いや、なんでもない間でないよ。
『ごめん。なんでもない間ではないんだとおもうんだけど、気にしないで。』
研磨「ふーん。」
気にしないで……か。そんなわけないでしょ。気になるし心配でしょ。でも深掘りはしない。たぶん、ほっちゃいけないやつ。そう、悶々としていた時だった。
『見にきていいよ。部活。あんまり上手くないから、期待はしないでおいて。』
研磨「あ、ありがとう。でもおれも上手くないし。」
なんだか、微妙な雰囲気が流れた。
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ひ、141ヒット、、、！？
こんなにありがとうございます😭
面白いものを届けられるよう、頑張ります。
りすいみりん。
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名無し60145号(プロフ) - 面白かったです (4月14日 0時) (
レス) id: 36ec4df090 (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - ちょー面白いです！！ずっと追わせていただきます！！応援してます！！ (4月1日 19時) (レス) @page28 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
( •∀︎•` ) - 文章が詰まりすぎて読みにくいです。もう少し行間空けたほうが読みやすいと思いますよ。 (3月29日 8時) (レス) @page5 id: fc8af0127f (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 読んでいてとても面白かったです‼︎更新待ってます‼︎‼︎頑張ってください‼︎ (3月27日 12時) (レス) @page21 id: d6d89fc12c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裏翠 弥霖 | 作成日時：2024年3月5日 8時
