001 隣の席 ページ2
しばらくしてふと左隣の子が目に入った。
金髪なのに、根元？が茶色っぽくて、すごくプリンみたい。
誰かに見向きもせず、ただちょこんと座っている。
(この人、、)
たしか、どこかで見た気がする。
名前は孤爪研磨、、？みたいな特徴的な名前で、バレー部？とかだったような気はするが、確信は持てなかった。
ただ、机の横にかかったバッグからシューズケースが見えた。
スポーツ用品店に並べられていた時はバレーのコーナーに多く置いて気がする。
実際、それっぽいブランドのマークがプリントされているからやっぱこの人はバレー部らしい。
「えっと、、どうしたの？」
『あ、、いや。』
じろじろと見たよが良くなかったのだろう。早速不審がられた目で見られた。
『孤爪さんのシューズケースみてました。』
嘘をつくところでもないので、正直に答える。弁明と言った方が正しいかも。
『、、まぁバレー部だし。』
『ですよね。』
会話が途切れる。
孤爪さんも話す人がいないのか、気まずそうな顔で前をむく。自分も話すことがないので、前を向く。
それでもそんな沈黙を破ったのは、孤爪さんだった。
「伊勢さんはバドミントン部でしょ？」
『よく知ってましたね。』
「体育館近いから。」
そういえばバレー部とバドミントン部は体育館が近かったな。気づかないうちにすれ違っていたのだろう。
『孤爪さんは、ゲーム好きなんですか？』
話しかけてくれたので、こっちもお礼のつもりで話しかけてみる。
「うん。好き。……よく知ってるね。」
『体育館の日陰でこっそり、孤爪さんがスマホゲームしてるの見ましたから。』
一年の時に見ただけだけど。
「孤爪でいいよ。さんはなんかめんどくさいし。」
『さん付は親密度の表れですから。』
自分の中で、『さん』は親密度の表れだ。だいたいつけるのは、友達と他人の間でまだ相手を警戒してる時。そこまでは言わないけど。
「なにそれ」
でも、孤爪さんは笑った。これを話すとみんなちょっと引くから、笑われるのは初めてだ。
「じゃあ研磨になれるようにがんばるね。」
少し意地悪げに、もし表すなら小悪魔のようににこっと孤爪さんはもう一度笑った。
『頑張ってね。孤爪さん。』
そんか孤爪さんになんだか面白く感じてしまって、自分も笑いながらそう言った。
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研磨むずかしいですね、、ゆっくり書いていきます。
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名無し60145号(プロフ) - 面白かったです (4月14日 0時) (
レス) id: 36ec4df090 (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - ちょー面白いです！！ずっと追わせていただきます！！応援してます！！ (4月1日 19時) (レス) @page28 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
( •∀︎•` ) - 文章が詰まりすぎて読みにくいです。もう少し行間空けたほうが読みやすいと思いますよ。 (3月29日 8時) (レス) @page5 id: fc8af0127f (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 読んでいてとても面白かったです‼︎更新待ってます‼︎‼︎頑張ってください‼︎ (3月27日 12時) (レス) @page21 id: d6d89fc12c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裏翠 弥霖 | 作成日時：2024年3月5日 8時
