#悲劇 ページ6
あれから、もう三年。
それ以来、Aの見舞いには行っていない。
あんな拒絶反応を示されて、すぐに立ち直れるほど僕も強くはなくて。
いつか、とは思っていても、あの時の記憶が脳裏にフラッシュバックして_____。
でも相変わらず、脳内の大半はAで満たされていた。
それでも好きだとか、僕は相当君に依存しているんやなぁ、なんて。
そんな他愛もないことを考えていた、いつもの日常。
悲劇は、突然に訪れる。
「悠!」
妙に切羽詰まった声で叫ぶ母は、只事ではない雰囲気を醸し出していた。
「何?」
一瞬の間が、さらに空気を重くさせる。
「Aちゃんの容態が、急変したって‼」
悲鳴にも似たそれは、僕の躊躇だとか怯えだとか______俗に言う、“理性”を一瞬で葬り去った。
______神様を呪ったのは、今回で何回目だろうか。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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嘘/ライ(プロフ) - HKR19960226さん» ありがとうございます……!これからも、皆様に喜んで貰えるような作品を作れるよう努めていきます。 (2018年11月24日 18時) (レス) id: f13e7dfc49 (このIDを非表示/違反報告)
HKR19960226(プロフ) - 涙が止まらないです…素敵な作品でした。 (2018年11月11日 4時) (レス) id: 9c78cc556f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嘘/ライ | 作成日時:2018年9月20日 20時