#拒絶 ページ5
いつまでそうしていたのだろうか。
それは、僕にもわからない。
突然Aがぱち、と目を覚ました。
寝起きで虚ろな目は、必然的に僕の方を向いて。
見開かれる、サファイアの瞳。
きらきらと輝くそれは、こんな状況下でも恍惚を覚えてしまうほど、ただひたすらに、綺麗だった。
「……何、しにきたの」
揺らいだサファイアとは対照的に、強い語気。
一瞬たじろぐが、すぐ我にかえる。
怯んだら負けや、僕!
「……見舞い、やけど」
できるだけいつも通りに、言葉を発した。
「な……で、」
「え?」
すぐに聞き返す。
彼女の声のボリュームは最小で、僕の耳は言葉を捉えることができなかったのだ。
でも、そこで聞き返したのが間違いだったのだ。
その言葉は、聞こえなくてよかった。
直後に、激しく後悔するなんて知らずに。
「来ないで……もう、来ないでっ!」
Aに怒鳴られたのは、それが初めてだった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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嘘/ライ(プロフ) - HKR19960226さん» ありがとうございます……!これからも、皆様に喜んで貰えるような作品を作れるよう努めていきます。 (2018年11月24日 18時) (レス) id: f13e7dfc49 (このIDを非表示/違反報告)
HKR19960226(プロフ) - 涙が止まらないです…素敵な作品でした。 (2018年11月11日 4時) (レス) id: 9c78cc556f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嘘/ライ | 作成日時:2018年9月20日 20時