#発作 ページ3
「……A?A⁉」
目の前には、胸を押さえてしゃがみ込む君の姿。
「はぁ、はぁ……」
呼吸はとても荒く、今にも倒れてしまいそうで____
「_____A‼」
*****
あのあと、僕がすぐに救急車を呼んだ。
Aは奇跡的に助かったらしい。
あのままだと、かなり命が危なかったそうだ。
生まれつきの心臓病の、発作。
医師は淡々と、冷酷に事実を告げた。
……どうしてAなのだろう。
神は、残酷だ。
その日は、ひたすら泣いた。
Aが心臓病だ、ということももちろんあったけど、それよりも。
僕は、そのことを知らなかった。それが、一番僕を苦しめた。
なんで、話してくれなかったのだろう。
もう何十年の付き合いなのに。
信頼、されてなかったかな。頼りなかった、かな。
何を考えても、とめどなく溢れる涙は止まることを知らなかった。
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嘘/ライ(プロフ) - HKR19960226さん» ありがとうございます……!これからも、皆様に喜んで貰えるような作品を作れるよう努めていきます。 (2018年11月24日 18時) (レス) id: f13e7dfc49 (このIDを非表示/違反報告)
HKR19960226(プロフ) - 涙が止まらないです…素敵な作品でした。 (2018年11月11日 4時) (レス) id: 9c78cc556f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嘘/ライ | 作成日時:2018年9月20日 20時