＜名探偵コナン＞降谷零の兄は今日も悪夢を見る

３、 ページ6

『いいよ、散らかっているけど来るかい？』

新一「やったー！」

優作「すまないね、我儘を聞いてもらって」

『いえ、僕なんかの作品でこんなによろこんで喜んでくれるのなら本望です』

そう、本当にこんなに喜んでくれてこちらが感謝したいくらいだ

purururu

優作「私の携帯か」

優作「もしもし、どうしたんだ？…わかった、すぐ行くよ」

何か、トラブルでもあったのだろうか？

優作「すまない、透夜君少しトラブルがあったみたいでね」

『いえ、頑張って下さい！』

新一「じゃあ、お兄さんの家は⁉」

優作「透夜君、新一だけでも面倒を見てもらってもいいかな？」

新一「お願い！お兄さん‼」

『任せて下さい』

そんな親子揃って捨てられた子犬のような目で見られたら断れない

元から断るつもりはないけど

その後、優作先生はお礼をしてすぐにトラブルに向かっていった

今は新一君と共に僕の家に向かっている

新一君は喜んでいるのかとてもニコニコしている

『あっ新一君少しコンビニによってもいいかい？』

新一「いいけど、何買うの？」

『お菓子とジュースだよ、僕の家何もないからね』

僕たちは５分で買い物を済ませ

新一君にせかされながら僕の家へ急いだ

マンションのエレベーターに乗り７階のボタンを押す

新一「お兄さんの家って７階なんだ」

『そうだよ』

７階につきエレベーターからおり

玄関の鍵を開ける

新一「お邪魔します！！」

新一君が元気よく言う

『いらっしゃい、今持ってくるから座って待っててね』

新一「うん！」

そう言って僕はパソコンを取りに仕事部屋に行く

ふと、机の上に置いてあった写真を見る

そういえば、零はもう高校を卒業して大学生活を送っているころ

元気かな

『会いたい、な』

零は一人しかいない僕の家族だ

昔離れ離れになってからもう12年位会ってない

最初は僕も一生懸命探した

だけど今は探してない

今更僕が家族面したって

零には零の人間関係がある僕がそこに入っちゃダメだ

でも、願いが叶うならもう一度零と会いたいな

贅沢な願いかな、生きてるだけでも十分だって思われるかな

それなら零の幸せを願っていよう

それ位だったら願ってもいいよね

取り敢えず今は新一君に仕上がってない作品を読ませてあげよう

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