＜名探偵コナン＞降谷零の兄は今日も悪夢を見る

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松田side

萩原｢にしても､綺麗な人だったな｣
松田｢そうだな｣

確かに綺麗な人だった｡それに電話番号も交換したし､又会う約束もした｡性格も温厚で優しかったし｡言うならば俺達のもろタイプだった
然し､幾らタイプでも相手は男だし､あの降谷の兄だ｡降谷にバレたらどうなるか､そんなの容易に想像出来るしな

萩原｢ん？あれって？｣
松田｢どうした、何か見つけたか？｣
萩原｢やば､どうしよ｣

萩原が何かやばいもんを見つけたのか焦っている｡見てて面白い

萩原｢なぁ､少し歩いた先にキレたゴリラとその愉快な仲間たちがいたらどうする?｣
松田｢あ？そんなのいるわけねぇだろ｣
萩原｢前見てみろ｣
松田｢...おい､嘘だろ｣

俺達の目の前に居たのは何やらご立腹の様子の降谷とそれを宥める伊達と諸伏だった
俺達の名前を呼んでいる｡降谷は俺たちにご立腹らしい､どうやらまだ俺達に気付いていない

松田「おい､今のうちに逃げるぞ」
萩原「おう」
景光「ん？あれって...おーい!松田､萩原!」
松田「おいおいおいおい」
萩原「どうする？じんペーちゃん」
松田「逃げるぞ！」

俺達が走り出すと同時に降谷も走り出した

降谷「待て！」
萩原「ヤバイヤバイヤバイ､降谷早くない!?」
松田「！萩原！後ろ！」
萩原「えっ、うわあああ！」
松田「萩原ああ！」
萩原「じんペーちゃん！
俺の事はいい､先に行け！」
松田「クソっ！お前の事は忘れないからな！」
景光「はい､無駄な茶番してないでお前も説教されような〜」

それから約1時間位その場で怒られた
その後地面に正座させられた俺達は足が痺れて数分間動けなかった
折角お前の兄といってる奴みつけてやったのに

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