今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:158 hit
小|中|大|「私、また春が来たら死んじゃうの」
あまりに淡々と言われたものだから、冗談かなって。
笑ってやろうと彼女の顔を見た僕は、そのまま沈黙してしまった。
微笑んで此方を静かに見つめている君はなんだか消えちゃうんじゃないかって。
彼女の長い髪が風に遊ばれるようにふわりとゆれる。
桜の花びらがふいに僕の眼前に数枚流れるように落ちてきて、不覚にも肩が震えた。
それが面白かったのかふふっと笑ってそれきり。
君はまた掃き掃除を始めてしまった。
なんとなくだけど思った。
たぶん夏も、秋も冬も来年の春も君は、変わらず笑っているんだろうなって。
これは君が過ごした一年の話。
Yes,fiction.
・某歌い手様ユニットのお名前をお借りさせていただいております。
・口調などの設定諸々は作者の独断と偏見、想像です。
・誤字脱字等は勘弁してください。
Banner by NINA.執筆状態:連載中
あまりに淡々と言われたものだから、冗談かなって。
笑ってやろうと彼女の顔を見た僕は、そのまま沈黙してしまった。
微笑んで此方を静かに見つめている君はなんだか消えちゃうんじゃないかって。
彼女の長い髪が風に遊ばれるようにふわりとゆれる。
桜の花びらがふいに僕の眼前に数枚流れるように落ちてきて、不覚にも肩が震えた。
それが面白かったのかふふっと笑ってそれきり。
君はまた掃き掃除を始めてしまった。
なんとなくだけど思った。
たぶん夏も、秋も冬も来年の春も君は、変わらず笑っているんだろうなって。
これは君が過ごした一年の話。
Yes,fiction.
・某歌い手様ユニットのお名前をお借りさせていただいております。
・口調などの設定諸々は作者の独断と偏見、想像です。
・誤字脱字等は勘弁してください。
Banner by NINA.執筆状態:連載中
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:緑林檎 | 作成日時:2022年1月6日 10時